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「良書との出会い」をおすそわけ…

内的コントロールのフィルターを通して
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『君を幸せにする会社』
何年も前からグラッサー博士が伝えている
リードマネジメントに至る必要性が分かりやすく書かれている本、
「ビジネス界の潮流は“こちら”に向かっているんだわ…右斜め上るんるん
と思わせてくれる一冊です。

お話は、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で
第一回目にスポットを浴びた星野リゾートの星野佳路さんを彷彿させる
「クマの湯ホテル&リゾート」の二代目クマ太郎が、
その業績悪化の状態を回復するべく、四苦八苦しながら
働くことの真理に気づいて行く・・・という小説仕立て。

(星野さんもこの本にかかわっていたみたいです。
 謝辞にお名前がありました)


利益の追求をしている企業が手を出しやすい(?)
スタンダードな対処法、その結果もたらされたトラブル、
そして、その中での気付き、変化、模索、改善・・・

リードマネジメントの原点ってどういうものかを
誰にでも分かるように書いてある「絵本のような」本です。
(本当に絵がある訳ではありませんよ・・汗

お話の流れに沿って
いくつか印象に残ったところを抜粋してみます。

まず、業績回復の対症療法として、クマ太郎が手を出したこと。
1)営業ノルマ強化どんっ&達成できない社員の減給処分お金下向き
2)お客様心理をコントロールする過大広告爆弾
3)リストラハサミ

結果的には、
社員は強引な営業をするようになり取引先からのクレームが増え(←1)
お客さんは一時的には増えたものの、
事実と違う実際を体験して口コミやブログなどでの批判が殺到(←2)。
先代が絶対にしないと決めていたリストラの断行にいたっては、
残った社員の不安感をあおり、モチベーションは一気に下降...という始末。


そして「これではいけない」と次に挑んだことは、
「もっとお客様を幸せにする」という考え方のもと
4)社員を動機づけるために「お客様第一主義」を熱く語りパンチ
5)お客様からの評価に重きをおいた人事評価制度鉛筆2に変え
6)お客様を感動させるラブサービスをする

一見よさそうに見えるこれらのアイデアも、
実は本質の部分ではうまくいかないものとなりました。

社員からは、
お客様よりまずは社員を幸せにしてほしい、(←4)
評価対象になっているからやっているだけ、(←5)
社長もお客様を利用している偽善者だむかっ と言われ、
お客さんからは、わざとらしい演出やサービスへの
ダメだしを喰らってしまいます...ショック


通常、私たちは、
外的コントロールと内的コントロールの違いを知りません。

特にマネジメントにおいては
多くの人は外的コントロールの立場しかしらないので、
その中の「よさそうな方法」を選ぶしかないのです。


その証拠として、相手に対して
「〜させる」「〜してあげる」「〜のようにもっていく」
などの言葉がマネジメントの現場で横行していますし、
どうにかして(外側から刺激を与えて)やる気をださせようと試みます。

相手を変えさせる(コントロールする)という立場から使われれば、
「リーダーシップ」も「クレド」も「サプライズ」も「笑顔」さえも、
(継続的に)人の喜びを生み出すことにはなりません。

小説仕立てで書かれているので、
本の後半に至る内容を記載するのは遠慮したい危険と思いますが、
この本も、その外的コントロールの部分から
内的コントロールの重要性に気づく変化に触れています。
その葛藤こそがビジネスの真髄・・・という感じです。

選択理論で説明すると、もっとスッキリするとは思いますが、
リードマネジメント初心者(失礼あせあせ)や
難しい言葉を用いずに、幸せな仕事(働き方)を学びたい方には
お薦めの本です。

| ビジネス | comments(0) |
『どんな仕事も楽しくなる3つの物語』
先日、ある学生と話していたら
「就職した友人たちと会っても、
 職場の人間関係や仕事のたいへんさで愚痴ばかり…。
 そういうことばっかり聞いていると
 自分も働きたくないな・・・って思っちゃうんです」
と言っていました。

働くことで得られる喜びを、
ぜひ経験してほしいなと思った瞬間でした。

帯に「働くことの本当の意味に気づく本」と書かれているこの本は、
“仕事=経済活動”という枠を壊して、
“志事=感動活動”という場面を見せてくれるお話です。

駐車場の管理人さん・・・
タクシーの運転手さん・・・
ペンキ屋さん・・・

それぞれの実話を通して、働くことで得られる喜びが溢れています。

つまらない仕事はありません。
仕事をつまらなくする考え方があるだけです。
意味のない仕事はありません。
意味のない仕事にしてしまう考え方があるだけです。


読みながら、このブログにも書いた『戦わない経営』に
「子供のころ、仕事と宿題は、同じ意味だった」
「だから、宿題も、仕事も嫌いだった」
「だから、社会人になったら
 なるべく早く仕事をしなくて済むようにしようと思った」
と書かれていたことを思い出しました。

「こだわり」は無限です。
「こだわり」は、そのものが個性です。
その人にしかない、他人がまねできないものです。
どのような仕事であっても、「こだわる」ことで、
私たちは自分らしい価値を社会に提供することができるようになるのです。
最高の能力とは、自分の「こだわり」を発揮して、
社会に貢献することだと思います


仕事を通して欲求充足するには、
自分なりのこだわりが不可欠なように思います。

そこに私たちは、自分の存在価値を感じるから…

まさにこれから社会に出ようとしている学生たちに
この本を紹介したいと思っています。

| ビジネス | comments(0) |
『未来予測小説 2010』
著者の高橋朗氏は、私がハマって ときめき
シリーズ全五作品を読破した「銀座の麗子ママの成功の教え」の著者で、
その第三弾「営業はエンタメ」の中では、
選択理論の基本的欲求について引用もしてくださっている方です。

この本は「2010年」を予測して、2005年に出版されたもの。

いわゆるビジネス書…というよりも、
マーケティング畑を歩んできたという著者の作品とあって、
2010年には(ネット社会を土台に)
こんな暮らしぶりをしている人たちが増えて、
こんなものやこんな考え方が定番になって、
こんな社会問題が起きているのでは・・・
という、ビジネスマーケティングの視点から描かれた未来日記。

10〜50代の登場人物が、それぞれの世代の、それぞれの立場で、
インターネットというソースを片手に
2010年という、それほど遠くない未来に
どう生活しているかということが書かれています。

現在は、2008年。

出版から三年経っている今、ここに書かれているものが、
まさに言い当てられているものもあれば、
あと二年でこうなるのかな〜と少々疑問を感じるものまで様々ですが、
それでも「未来的すぎないリアルさ」が興味深く、
ビジネスの種がたくさんちりばめられているように思いました。

たとえば、
・ブログの普及によって出現した「読み屋」という仕事。
・NEETに対するカウンターとして、職業選択のために通う高校生が通う
 「職業推薦校」という専門学校。
・インターネットによる出会いで急増した国際結婚をサポートする
 「国際結婚カウンセラー」。

規模は別として、どれも今にでもできそうなものばかり・・・。


そして、著者は、時代の流れについて

「武」力→「財」力→「知」力→「信」力 

と、2010年は「信」力の時代になっているという予測をしています。


インターネットの普及で「情報(知識)を得る」という領域は、
昔とは比較にならない程、飛躍的に変わりました。

そして、数多の情報が身近に氾濫する時代となって、
今度は、その中から、自分は何を信じる(選ぶ)のか・・・

本書を読んでいると、
自分の人生は自分で舵をとる…という選択理論を教えている身としては、
今後、益々、選択理論の需要桜は増加するように思いましたウィンク


グラッサー博士は、私たちの基本的欲求について
「最も重要な欲求は、愛・所属です。
 人々と大切な、親しい関係を維持することは、
 すべての欲求を満たす必須条件です」といっています。

選択理論という脳のはたらきを【信じる】私は、
本書に登場する人たちが皆、
メールやブログをコミュニケーションツールとして活用してはいるものの
やはり「人と繋がっている感じ」を求めているということ、
「人との繋がりがやる気ややりがいに最も影響を与えている」
という様子が、とても共感するところでした。

「便利であること」と「幸福であること」は比例しない...

効率化&合理化という便利さが追求されていく流れにあっても、
どのようにして、「つながり感」を得ることが出来るのか
どのようにして、「孤独感」を排除していくことが出来るのか…

それが未来を見据えたときの、一番の課題なのではないかと感じます。

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『戦わない経営』
以前、あるブログで紹介されていたのを見て購入し、
しばらくは、うちの本棚にそのまま鎮座していた本 たらーっ・・・

薄くて文字も大きめだから、すぐに読み終わっちゃうな…
と思っていたので、逆に、どこかに持っていくのに躊躇していて汗

でも、読み始めたら・・・やっぱりすぐに読めました楽しい
それは字の大きさのせいではなくて、
納得することばかりだったからです。


「ビジネス=戦い
 経営=戦い
 残念だけど、こんな構図が刷り込まれている。」

と語る著者の浜口隆則氏曰く、経営には8つの戦いがあるといいます。

「お客さんと戦い
 競合他社と戦い
 チームの仲間同士で戦い
 協力業者と戦い
 お金と戦い
 時間と戦い
 世の中の動きと戦い
 そして、自分自身と戦っている。」

「こんなに戦っていて、幸せになれるはずがない。」


チャペルそう!・・・そうなのですチャペル

選択理論で考えれば、戦うことや勝ち負けにこだわることは
基本的欲求の中の【力の欲求】とつながっています。

この【力の欲求】という欲求は、
「自分は価値ある存在だと感じたい」という遺伝子の指示ですが、
現実の世界でこれをどう満たすのかは、私たちが学習するものです。

しかし、いろいろな満たし方があるにも関わらず、
どうも私たちは、グラッサー博士が警鐘を鳴らしている
【外的コントロール】という関わり方、
いわゆる「私は人を変えることが出来る」という考え方、
さらには「私は正しい、相手は間違っている。
だから相手を変えることは道義的責任だ」という立ち位置に魅力を感じて、
様々な形で、自分の願望(のみ)を優先する為の行動パターンを学習します。

そして、その
【外的コントロール】の手軽さと結果の早さは、
さらに私たちを虜にし、まるで、【外的コントロール】そのものが
遺伝子に組み込まれているかのごとく、手放せないでいます。

その相手との距離はどんどん離れていっているというのに・・・ポロリ

“より良い人間関係の構築が優先されることが重要”だと
選択理論をビジネスの世界で説明すると、
「そうは言っても、成果をださなければならないし、
 そのためには、人間関係を優先できないことだってあるでしょう?」
と質問(意見?)される方は少なくありません。

それは著者がいうところの
「一番になることは大事」
「でも一番になることは、難しい。
 それは、たくさんのライバルと戦って戦って奪い取る、
 そういう一番を考えてしまうから。」
に通じているものなのかもしれないと思います。

「経営」という領域で、人が学習してしまった【外的コントロール】…
それは、「戦うこと」なのだ
とこの本は気付かせてくれました。

著者は、戦わない経営を実践するためには
「戦場から出ること」が必要だと説いています。

戦場は……もっとも外的コントロールを使いやすいところですものね銃

そして、戦場から出るために重要なことは
自分のビジネスのポジショニングを分析して
「戦いのない場所」「戦いの少ない場所」を探すことなのだといいます。

本著の後半は、そのポジショニングマップの作成が出来るようになっていて、
そのポジショニングに成功した一例として、
10年で600店舗を持つに至ったスタバの成長が挙げられています。

「大きい会社ではなく
 強い会社でもなく
 優秀な会社でもなく
 愛される会社に、わたしたちはなりたい」

幸福追求型の経営という著者の目的は、
ポジショニングというシステムがうまく出来てこそ、
満たされるということなのでしょう。

薄いけれど、文字も大きいけれど、
大切なことがギュギュッと詰まっているハッピーな本です。

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『私が会社を変えるんですか?』
友人からのお誘いを受けて、
先週の土曜日、この本の出版記念ワークショップに参加しました。

この本では、
米国 Case Western Reserve 大学(米国オハイオ州クリーブランド)の
David Cooperrider 教授により提唱された
AI(Appreciative Inquiry) という組織開発手法を用いて
日本の実在の企業がすばらしい変化を得たというリアルストーリーと共に、
その手法が説明されています。

AIの理念や詳しい説明については、
この本の著者である本間先生の解説ページにお任せするとして、
AIの方法である「4Dサイクル」について
私がこの本から読み解いた内容を
選択理論と照らし合わせると次のように考えられます。

「4Dサイクル」とは
1)ディスカバリー(Discoverry)
2)ドリーム(Dream)
3)デザイン(Design)
4)デスティニー(Destiny)
と表現される、プロセスのことです。


1)ディスカバリー(Discoverry)=潜在力発見

選択理論を土台としたカウンセリング手法であるリアリティセラピーでは
「どうなったらいいと思いますか?」という願望を尋ねる質問によって
上質世界を明確にするというプロセスを大切にしています。

ただ、この「どうなったら?」という未来志向型の質問に
具体的な答えが見つけにくい時には、
【過去に経験したよかったこと】を聞いてみるということを行います。

このディスカバリーの作業は、まさにそれに当たり
その人がもっているこれまでの成功体験や感動秘話を辿ることによって
その人自身が持っている強みや長所を掘り起こしていく
という作業です。

今回のワークショップの中でも、二人一組になって
「ヒーローインタビュー」という形でこれを体験させていただきましたが
この効果は、単なる強みの掘り起こしに留まらず、
その相手(チームのメンバー)との心の距離感を
グッと縮める効果をもたらすと感じました。

まさに「上質世界に入っているものを分かち合うと関係が近くなる」
という経験でした。


2)ドリーム(Dream)=理想像構築

これは、言うまでもなく「上質世界の明確化」の作業です。

そして、ここで大切な要素としてあげられているのは
これが会社としての理想像を思い描く場合であっても
パーソナルな希望や可能性が、きちんと発見できることです。

この組織を仮に「家庭」に置き換えて考えてみると
「みんな笑顔で、仲良く楽しく過ごせる家庭を築きたい」
という理想だけでなく、
「子ども達から“父ちゃんカッコ良い拍手”って思われる父親」
「“うちのママは結構話しが分かるんだよグッド”って言われる母親」などの、
個人としての理想の具体的イメージをもてることが大切だといえます。


3)デザイン(Design)=変革設計

明確になった理想像に対して、どう実行していくかという段階。
選択理論でいうところのプランニングにあたると思います。

この著書の中では、
「決定権を持つ」
「プラン能力の高い」
「ポジティブ思考に慣れている」
特定の一人を壇上に呼んで、コーチングの手法を使いながら対話を行う…
という具体的なやりとりが描かれています。

これは、リアリティセラピーのロールプレイで行う
決意→行動計画のプロセスそのものです。

『リアリティセラピーの理論と実践』にはよりプランの特徴として
「13の効果的な行動計画」が記されています。
(が、それは長くなるので別の機会に…)


4)デスティニー(Destiny)=変革実現

このAIの手法の中で、私がもっとも興味深く感じたのはこのプロセスでした。

「AIを提唱したクーパーライダー教授は、当初、この四つ目のDを「デリバリー(Delivery)=遂行」と呼んでいました。理想像を抽出して戦略を練り、あとはそれを遂行すれは良い、という意味です」(本著より)

しかし、ここまでのプロセスで築かれたものから、
まるで「動き出さずにはいられない、心躍る喜び」が生まれ
その組織にたずさわる人たちが、「自発的」に活動する様子
を見て、
その「必然的な流れ」を
デスティニー(運命)という表現に変えられたということです。

この「自発的」な「動き出さずにはいられない、心躍る喜び」
に注目している点から、
AIは【内的コントロール】の手法と言えるものだと思います。

AIの特色の一つとして
「問題解決ではなく理想実現」があげられている点からも
選択理論/リアリティセラピーの考え方にとてもよくマッチします。


リアリティセラピーにあって、AIにないものを一つあげるとすれば、
それは「自己評価(Self-evaluation)」のプロセスかもしれません。

自己評価のプロセスは、
「願っていること」を具体化すると共に
「現在していること」を明確にすることで
そのギャップ(またはバランス)を正しく知覚することから始まります。

AIでも、実際のワークの中では、
自己評価が行われている場面がたくさんあるのだと思いますが、
この流れを脳のシステムから説明することのできる点は
選択理論の強みのように思います。


さて、このワークショップに参加した際のトピックスですが、
実は、前出のヒーローインタビューでペアになったお相手は
この書籍のもう一人の著者である中島崇昴さんでした。

中島さんは、実際に組織改革の挫折とそこからの脱却、
そして更なる組織の変革をリードされてきた方で
この本の中には主人公として登場されています。

そんな方との貴重な分かち合いから少しだけお裾分け。

私が「今はどんなビジョンをもっていらっしゃるんですか?」
とお尋ねしたところ
「僕は会社を最高の居場所にしたいんです」とおっしゃいました。

さらに「最高の居場所とは、例えば・・・?」と聞くと、
目をキラッとさせて、すかさず「6つのポイントがあるんだよ!」と。

・成長出来る場
・貢献できる場
・冒険の場
・安定感を感じられる場
・深いつながりが感じられる場
・良い仕事(魂を込めた仕事)が出来る場

さすがです・・・!
そんな上司の元で働いてみたいと思う人は多いのでは?と思った瞬間でした。


ともあれ、この本は、内的コントロールのアプローチの一つとして
組織(会社)が変わるというプロセスを知るための一冊だと思います。
会社組織の中で、どのように変革の種がまかれるか、
また、それがうまく芽吹かない葛藤がどのようにおこるか、
さらには、会社がコンサルタントとどのようにつき合って(失敗して)いるか
が具体的に描かれていることも興味深い点です。

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