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「良書との出会い」をおすそわけ…

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『創造はシステムである ー「失敗学」から「創造学」へ』
 もー・・・またまた久々の更新になってしまいました。

この数ヶ月、読んだ本はかなりの冊数になっていたのですが、
今ひとつ「」とか「」とか、
心が震えるような(=選択理論的な☆)響きが感じられるものがなくて・・・
筆が(指が)進まずにおりました。

…なんて、単にさぼっていた言い訳ですね、失礼


さてさて、そんなモチベーションの上がらなかった私を
久しぶりに「おおー☆」と思わせてくれた本をご紹介します。

創造はシステムである・・・なんて、
まさに選択理論でいうところの「行動のシステム」そのものであります。


著者の中尾先生は、あの「失敗学のすすめ」 で有名な
畑村洋太郎先生のお弟子さん。
頭の中はモロに理系ですが、とってもユーモアを感じる文章が私は好きです。
(でも後半はかなりマニアックな理数展開で、ちょっとついていけませんでした…トホホ)


私が一番参考になったのは、
「思い」→「言葉」→「形」→「モノ」という思考のフレーム。

右に進めば進むほど、事柄が具体的になっていきます。


「思い」は願望。
漠然としている茫洋なもの。
例えば、【家族が快適に暮らせる家を建てたい】という思いです。

「言葉」は目的。
思いよりも「定量的」にあらわされる要求機能。
例えば、【家族が集まれる広くて明るいリビング】や【自分だけの書斎】
【雨でもぬれずに車からの出入りが出来る】といった、具体的なもの。

「形」は手段。
本書では著者はこれを《設計解》と呼んでいますが、
上記の「言葉」をどうやって実現するのか、という方法。
例えば【日当りのためにはリビングは二階に】
【階段の踊り場に小さいながらも書斎スペースをとる】
【駐車場は一階の屋内スペースで勝手口の隣】
そして、【予算はこれくらい】などとなります。

「モノ」はアクションプラン。
手段という設計図が決まれば、あとは具体的に動くのみです。
例えば【材料の仕入れの量】や【必要な発注】などがこれに該当します。


著者の言葉で印象的だったのは、
ソフトウェアの業界では、「思いを言葉に」の段階の作業はリサーチと呼び、
また「言葉を形に」の段階の作業をソリューションと呼ぶ。(中略)
日本ではソリューションは目に見えるので(お金を)払うべきだが、
リサーチは見えないのでタダのオマケだと思う人が多い。
というところ。

本書のタイトルにもある「創造」は、
自分で目的を設定する所から始まると著者はいいます。

そして、その「目的」を決めれば、あとは順々に手段が決まるものだと…。

カウンセリングの仕事でも、まさに「思いを形に」がとても重要な部分です。

選択理論で言えば、

「願望は具体的であればあるほど、達成する可能性が高くなる」

わけで、ついつい具体的な計画やアクションプランに目が行きがちだけれど、
ロールプレイでも臨床の場でも、
「漠然と思っている思い(あいまい願望)」を
「鮮明で具体的に言い表せるイメージ写真(目的)」
にすることに成功しさえすれば、
具体的な設計図は、自ずと出てくるように思います。


中尾先生は「言葉」である要求機能(目的)を、
とにかく列挙しまくることを薦められています

これは自分の創造性を磨くことのみならず、
人間関係で言えば、「知覚された世界」をいかに共有するか・・・という
部分に関連していると思います。

これは、誰かと一緒に仕事をするときに、
なんとなくの雰囲気…で何かを伝えるのではなく、
誰が聞いても分かるような(定量化された)具体的な内容を伝える
ということなのだと思いました。

(私も気をつけようと思った次第です、ハイ


特に日本人は、要求機能を意識しない、以心伝心的な思考
ビジネスの中にもあるようで、マネジメントの場でも、
「全部言わなくてもわかってくれるよね…」「よきに計らってね…」
といった具体的な要求機能を伝えずに、設計解を部下に考えさせることで
起きている問題もあるだろーなーと思いました。


私たちの思考の状態を、とってもシステマチックに解説してくれる一冊。

創造性について、論理的(数学的)に理解されたい方にはお薦めの本です。
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『人が集まる!行列ができる!講座、イベントの作り方』
こちらの本、これまでnatsu-sonaで扱ってきた本とは
ちょっと質が異なるのですが…

いいんですニコニコ
natsukoの知的備えとしては、とっても役に立った一冊なので
ぜひともご紹介しておきたいと思いますぴかぴか

この本のテーマは、ずばり下向き
「思わず手に取りたくなる講座チラシの作り方」です。

「エセナおおた」という大田区の男女平等推進センターの講座に
当初は一区民として参加していた著者が、
講座やイベントの企画に関わるようになり、
次第に、彼女がタイトルやちらしのコピーなどとひとヒネリすることで
定員割れだった講座が、平均申し込み倍率が三倍以上になった!拍手

・・・という快進撃の種明かし(?)が書かれています。

著者の牟田静香(むたしずか)さん曰く
講座に人を集めるポイントはたった二つです。
一つ目はいろいろな人々が抱えている課題を分類し、
ターゲットを徹底的に絞るということ、
二つめはそのダーゲットの心に響くタイトルをつけるということです。


一つめは、マーケティングということですが、
特に私がこの本でガツンとやられたのは、
私は誰でもが来たい講座などというのは、ありえないと思っています。
《中略》つまり、誰にでも来てほしい土曜の午後の講座には、誰も来ないということになりかねないのです。

という一節!!


例えば、お料理の講座をするときに、
「簡単!美味しく出来るお料理講座」などよりも
「男の料理教室」の方が男性にターゲットを絞っている分集まりやすい。

さらに「シニアのための」とか「子育てパパのための」
などのそこに集う年齢がはっきりしている方が参加しやすく、

もっといえば、「そば打ち」とか「魚のさばき方」など
そこですることも具体的な方がいいのだと・・・・


ごもっともてれちゃう!


これって、まさに選択理論で教えている
「願望(目標)は、具体的で鮮明である方が達成する可能性が高い」
ということと同じだなーと思いました。

私自身のことを考えても
「女性のための…」というよりも「アラフォー女子のための…」
という方が食いつきやすかったりしますものね…たらーっ


いま流行の(?)自主セミナーを開催している人たちや
誰か講師を招いて研修やセミナーを開催しようと思っている人にとっては
必読書なのではないかな…と思います。
| ビジネス | comments(0) |
『非対立の生きかた 一瞬でしあわせをつかむ成功法則』
本書は、以前このブログでもまさに「リードマネジメントの本」だ
・・・と感動したことをご紹介した『新版 オーケストラ指揮法』の著者
高木善之さんの著書です。(以前の記事はこちら

前出の本で書かれていたことが、あまりにも選択理論的だったので
他にも何か読みたいな…と思っていました。

数多い著書の中から、
本著のタイトルにある「非対立」という言葉がヒットして
手に取ってみることにしました。


「非対立」というキーワードは
著者の高木さんが、学生時代に経験した平和運動に端を発しています。
翌日の新聞に
「死者3名。逮捕300名以上、重軽傷300名以上・・・」
大きなショックを受けた。
なぜ平和運動で死者が出るのか。
なぜ『非暴力』で血が流れるのか。
何かが間違っている。

〈中略〉

心の中の怒りや正義感は、『対立』という名の暴力なのだ。
『非暴力』であっても『対立』がある限り、相手には暴力なのだ。
シュプレヒコールさえ、デモ行進さえ、暴力なんだ。
『対立』をやめない限り、相手には『非暴力』にはならない。

「私は正しい!あの人が間違っている!」

この「自分が正しい」という自己判断の基準に照らすことによって
私たちは怒り、人を裁き、相手を思いどおりにしようとする。

そして、もちろん「人は思いどおりにならない」わけで、
その結果、悩み、対立し、争いが起こるのだと著者は述べています。


ここまで読むと、まるで
「人はなぜ外的コントロールを使いたくなるのか?」
を説かれているような気になってきます。


著者は、なぜ私たちは腹を立てたり、怒りを感じたりするのかの答えとして、
「すべての原因はモノサシ」だと、
この自己判断から作られた思考の枠に警鐘を鳴らしています。

本著では、このモノサシの種類について多くのものが挙げられていました。

いい/悪い
きれい/きたない
ねばならない
甘い/甘ったるい
おいしい/まずい
説教/助言
生意気と頼もしい
臆病と慎重
無鉄砲と大胆
親切とおせっかい

どのモノサシも、思い込みや主観的な印象であったり、
見方を変えることによって、表現を変えることのできるものばかり…。

つまり、自分が変えられる(選んでいる)価値観 によって
私たちは怒ったり、人を裁いたり、悩んだりしているということです。


よって著者は、「モノサシは絶対ではない」と言います。
そもそも、自然界にはモノサシなどない。比較も競争もない。
自然界唯一のモノサシは、自然か不自然かということだけだと…

また、私が特に深く感じたのは
自然界には、好きも嫌いもありません。
お腹がすいていると好き嫌いなんて言っていられませんから。
「好き嫌い」は飽食の国に多く、貧しい国にはありません。
「好き嫌い」は豊かな国、豊かな人のぜいたくなモノサシなのです。
という箇所。

自分の意志や好みによって「選べる」ということは、
私たちの豊かさの象徴なのかもしれません。
食べ物だけでなく、仕事や住むところや学ぶことすらも…



著者はこのようなモノサシを外して、自分の頭で考えることを勧めています。
そうすることで、怒りや悩みから解放された
「非対立」の生き方が出来ると述べています。

「非対立」に関する興味深いエピソードの一つとして、第四章の中に、
1989年に開かれたモントリオール議定書会議の後、
著者の以前の勤め先であった大手電気メーカーM社において
フロンの使用を中止するか否かを、
社長が決断するに至った著者とのやりとりの経緯が書かれています。

フロン削減を提唱したモントリオール議定書に
サインしなかったのは日本だけ。
しかもそれは自社を含む業界の圧力から…。

環境問題を重要に考えていた著者は
「非対立」「非対立」と常に心の中でつぶやきながら
社長との貴重かつ難しい交渉の場に臨まれていたそうです。

そして、その結果、社長はM社のフロン全廃という英断に至ったと・・・

新聞にも大きく取り上げられた「歴史が動いた!」瞬間のことが
目に浮かぶように書かれていますので、ご興味のある方はぜひお読みください。


『非対立』について著者が強調されている点は
・「自分が正しい」「相手が間違っている」という正義感や怒りは『対立』である
・自分の中に『対立』があれば、何ごともうまくいかない
・『非対立』は『非暴力』であるだけではなく、心の中の『対立』を捨てること
・『非対立』は我慢や遠慮のような消極的なものではなく、
 積極的に手を差し伸べ、協力に和平を推進し、平和を実現して行くことである
・『非対立』を理解し実践できる人が、まず自分の周りを変え、世界を変えていく
・『非対立』が広がれば、平和が実現する
・争いは『対立』から生まれ、平和は『非対立』から生まれる


『非対立』は、選択理論の実践にも通じる重要な要素だと思います。
 
いまグラッサー博士が最も力を入れて唱えている
「メンタルヘルス」にも 繋がっているなと感じました。


♪講演会情報
 著者の高木善之さんの講演会(無料)が3/7に静岡市にて行われます。
 詳しくはこちらをご覧下さい。
【静岡いのちの電話10周年記念 市民公開講演会「幸せな生き方発見」】
| 自己成長 | comments(0) |
『女の子が幸せになる子育て』
いま、私が最も会いたいと思っている女性がこの著者、
品川女子学院の校長先生をなさっている漆紫穂子さんです。

テレビ東京の「カンブリア宮殿」
著者の教育に対する姿勢や独自のカリキュラムが放送されたときは
私たちが以前アメリカに視察に訪れた
GQS(グラッサークオリティスクール)で垣間見た様子を思い出しました。

本著に書かれていたことは、まるで選択理論をご存じかのような内容で
読んでいて、とても気持ちが良い・・・
(著者はNLPを学ばれているとのこと。手法としては、
 NLPとリアリティセラピーはとても近い部分がありますので
 似ている表現があっても不思議はないですね…)

選択理論でも共有されている部分を、いくつか書き出しておきます。


選択について
「自由や選択には責任が伴う」ということについてふれています。

自分で選ぶと言う体験が子どもの自立を促進させるという考えは、
グラッサー博士がおっしゃっている、
親から子への領土解放とまったく同じだと思いました。


ルールづくりについて
ルールとは、窮屈で縛られるものという否定的な意味のみでなく、
複数の人が集まる場で、互いが信頼し、安心して楽しく過ごす
「自由」を得るための道具だと著者は述べています。

また新入生に対して、入学する前に
「その家のルールを一つ決めて実践し、それによってどんな変化が起こったかを
子どもが家族にインタビューして自分の考えと共に入学後に提出する」
という宿題を出されているそうです。

グラッサー博士は、
「ルールは少ないほどよいし、もしルールを作るなら、
そのルールを守る人が関わって共に作ることが望ましい」と言っています。
親が作った家庭のルールを、問答無用で子どもに守らせる・・というのは、
形を変えた外的コントロールなんですよね…。


反抗期について
著者は長年の教師としての経験から、反抗期は長くて二年だと記しています。
そして反抗期だからといって、急に特別なことをする必要があるわけではなく、
重要なことは、
「本当はどうしたいの?」と子どもの本音に耳を傾ける姿勢
最低限のものに対する軸のぶれない「ダメなものはダメ」という対応
の二点だけだと・・・。

思春期は、身体の発達によるホルモンのバランスの影響で、
子ども達自身もどうしてよいかわからないような
イラつきを感じる時期でもありますが、
それまでの間に信頼出来る親子関係が成り立っていたら、
あまり慌てる必要はないのかもしれません。

現に、小さい頃から選択理論で子育てをされたご家庭では
反抗期なるものがなかった・・・という親御さんもいらっしゃいます。

反抗するもの(外的コントロール)が元々なかったら、
わざわざ反抗期に突入しなくてもいいんですよね


学校選びについて
特に「さすが私学の校長だわ…」と感じられた部分です。

一部引用します。
「どこか、いい学校はない?」
と質問されます。そんなときは決まって、
「その子に合う学校が一番いい学校」と答えます。

私はよく、保護者向けの学校説明会などで、「学校選びをする際は、
できるだけ、次の三つの段階を経ることをお勧めします」
と話しています。
一つ目は「どういう子に育てたいのかという、
子育ての方針や価値観をご家族で共有する」
二つ目は、
「共有した方針や価値観に合う複数の学校を親が探す」
三つ目は、
「そのなかから、最終的に行く学校を子ども自身が決める」
というものです。
学校選びがうまくいかなかった場合の原因はさまざまでしょうが、
私の経験上、この三つの段階のどこかが欠けていると、
そのリスクが高まるように感じています。

特に、
一つめの、家族で価値観を共有することの大切さと
三つめの、「自分で選んだ学校」だと子どもが自身の選択を自覚することの
大切さを強調されています。

子どもが大きくなれば、
二つ目の学校探しに子どもも加わればいいだけであって、
このプロセスの重要性は、対象が小学校であろうとも大学であろうとも、
あまり変わらないような気がしました。

私自身、現在三つの専門学校に関わっていますが、
学校でのカウンセリングのときには
「ここの学校に入ることは自分で選んだことなの?」とよく質問します。
ここで、「高校の先生が…」とか「親が…」というようであれば、出だしから、
外的コントロールの思考(こうなったのは自分が悪いんじゃない、○○のせいだ…)
に囚われている可能性が高いと感じます。

人生の重要な決断であればあるほど、
親が決めるのではなく、子ども自身が決めることが重要なのだと思います。


本著では簡単にふれられる程度でしたが、
品川女子学院では「28プロジェクト」というものを行っており
生徒さん達が28歳になったときに自立した女性になっていられるように
逆算して、いまから学ぶ必要のあることを理解して自分の道を決める
という取り組みをされているそうです。

生徒さんがよく「何のために勉強するのですか?」と聞いてこられるそうですが、
それに応えられるシステムとして、
・学校の勉強と、大学やその先の社会がどうつながっているのかを知ること
・今の自分と未来の自分がどう繋がっているのかを考えること
を基盤とする、大学や企業とのコラボレーション講座を行っているとのことです。

GQSでも、【役に立って意味がある】ということを
きちんと生徒が理解出来るように、それが感じられるように
システムやカリキュラムが作られています。

視察にいったときには、こんな学校をぜひ日本にも・・・と
思っていましたが、こうして日本の教育界でも画期的な取り組みをされている
学校や校長がいらっしゃることを知りました。

ぜひいずれ、選択理論にもふれていただき、
【欲求充足】という視点からもシステムを考えていただけるように期待しています。
(・・・なんてかなり生意気ですね


ページを進めるほどに、
「私もこんな学校で学びたかったな…」と思わされることしきり…。
本当に、実益に適った学びのある学校だと思います。

裏表紙には、
親が読んでほっとする本と書かれています。

親でなくとも、こんな学校で学んだ子ども達が社会に出てくるのかと思うと
胸があたたかくなる感じがします。
| 子育て | comments(0) |
『上機嫌の作法』
うちのカウンセリングセンターで毎月行っている
「子どもを生かす母親教室」の昨年12月の回で、
担当されたCさんがご紹介くださいました。

齋藤先生のご著書は、これまでにも数冊読ませていただいて、
選択理論で言っていることととても近い理論構造だと感じていましたが、
今回はそんな中でも「上機嫌」というキーワードが
不思議なほど、私の心を鷲掴みグー揺れるハートにしたのでありますイヒヒ

そして、そのひらめきひらめきのようなものは、確信ぴかぴかへと変わりました。
私に稲妻が走った雷(…というのはちょいと大げさですがたらーっ
あとがきからの一説を引用します…。

私は最近、あることに気が付いた。
それは、「本当にできる人は上機嫌」だということだ。
しかも、その上機嫌は、技になっている。

いいことがあったから上機嫌、
厭なことがあったから不機嫌というのでは素人。


機嫌にも、素人、玄人があるのだ。

私がずっと感じていたこと。

「選択理論を実生活に生かすって、例えばどんな風にすることですか?」
よくと質問されますが、
致命的な七つの習慣を使わないこと以上に、このような
「上機嫌モードを作れる人になること」が重要なのだと常々考えていました。

齋藤先生曰く、上機嫌な状態を自分の技にすることは
円滑なコミュニケーションのための手段。
それは、天然の上機嫌ではなく、
意識して、いつでも自在に上機嫌モードに入れる技・・・
だから「上機嫌力」なのだ!と。

私はお〜ぉきく頷きました拍手
この「上機嫌力」を身に付け、教えることこそ
選択理論の核となる部分ではないかと・・・。

人と一緒にいる間は、楽しい時間を過ごすように
お互い努力する、という暗黙のルールが、
現在の日本ではあまり共有されていない

本当にその通りだと思います。

眉間にしわをよせ、ため息をつく・・・。
あいさつをしても、こちらに振り向きもせず無視する・・・。

「私は機嫌が悪いのよ爆弾 だから気を遣ってよねむかっ
という不機嫌オーラを出すことは、一種の外的コントロールだと言えます。

自分を上機嫌な状態にしておくということは
周囲に対する「気遣い」なんだと、とっても腑に落ちた感じです。

気分は、基本的にこころの習慣です。
ですから、気分は場によって決まるものではありません。

気分はコントロールし得るのです。

本著では、この気分をコントロールする術として、
上機嫌な身体や思考回路づくりの方法がいくつも提案されています。

選択理論では、人の行動を四つのタイヤ(要素)をもつ車に例えて、
「全行動」とよび、
前輪(ハンドルに直結し自分でコントロール出来る要素):行為と思考
後輪(前輪が進む方向についていく要素):感情と生理反応 と説明します。

気分=感情として捉えれば、斎藤先生がおっしゃっていることは
行為と思考のハンドルをしっかりと上機嫌モードに向ければ、
気分は良くなって、いつでも「ご機嫌な自分」になれるということ。

例えば、上機嫌になるための行為としては、
「呼吸法」
「目を見る」
「頷く」
「相槌」
「拍手」
「ハイタッチ」などを挙げています。

上機嫌になるための思考としては、
「自画自賛力」
「自己客観視」
「偏愛マップ」などを勧めています。

とくに思考としては、
不機嫌であることが、あたかも威厳があり、
知的であるかのように思うのは大きな勘違いです。

頭がいいという状態と上機嫌は、
むしろ一致すべきものです。

とおっしゃっています。

「上機嫌な自分の姿」がいかに欲求充足の核となるのかを知り、
上質世界にしっかりと貼ることが必要なのだと思いました。

そして・・・
一人一人が不機嫌から抜け出す。

それが沈滞した今の日本を活性化する、
最も手っ取り早く効果的な方法です。

この一説で、心を決めましたラブ
上機嫌・・・これを今年のテーマにしよう☆

そして「上機嫌モードの作り方」・・・
近日、選択理論を土台にしてセミナー開催したいと思います。

(おーぉ♪衝撃発言!? 
 詳細は後日神栄カウンセリングセンターのサイトにて公開ウィンク
| 人間関係 | comments(0) |
『伝える力』
新しい年になったにもかかわらず、更新しないまま半月も経ってしまいました。
ひと月ぶりの更新なんて…汗
まだ全然習慣化できていませんねムニョムニョ


さて、2009年の頭にご紹介する著書は「伝える力」です。

年末に読み終えていたものの、
趣味のスキーだ駅伝観戦だと楽し忙しくしておりましたら
なかなか落ち着いてブログを書く時間を優先出来ず・・・。

この本、一昨年の夏頃コンビニの書籍売り場で目にとまったのですが、
なぜかビジネス本をコンビに買うということに躊躇してしまって…。

それから随分と月日は流れましたが、こうして拝読する運びとなりました。


若い世代のビジネスパーソン向けに書かれた本のようですが、
日頃、話す仕事をしている身としては、
ちょっと耳の痛いこともたくさん書かれていますたらーっ

記憶に留めておきたいことを書き出しておきます。

クリップカタカナ用語を氾濫させない

私も自分自身の研修会や講座を振り返ると、
使っているカタカナ語が結構ありました。
「シェア」
「コネクト」
「パフォーマンス」
「フォーマット」
「コンテンツ」
「フォーカス」
「リスクマネジメント」
「リレーション」・・・等々

著者曰く、カタカナ語の使用は「時と場合による」とのこと。

特にその業界なりの専門用語や組織内で日常的に使われているものを
それ以外の人(業界外の人、社外の人)にそのまま多用することは
逆に意志の疎通が図れないこともあり、お勧め出来ないと・・・

気をつけたい領域だな…と思いました。
これは、カタカナ語のみならず、専門分野の専門用語についても同様。
それを使わずとも、適切に説明できるようにしたいものです。


クリップ「〜性」「〜的」はごまかしの表現

「〜性」「〜的」といった表現は、
【具体性を欠き、便利な反面、ごまかしの利く言葉】だということ。

本書に挙げられている言葉としては
「利便性」
「創造性」
「必要性」
「生産性」
「機能的」
「絶対的」
「政治的」

そうですね…。
どれも、「なんとなくわかったような気にさせる言葉」ですよね。

例えば、それは一体何を意味しているのかを掘り下げてみることを
著者は勧めています。
「工場の生産性を上げる」というのは具体的にはどういうことなのか
「機能的な組織」というのはいったい何なのか
「政治的には正しい」のなら、どんな場合は正しくないのか


私が職業的によく用いるものを考えると
「脳の創造性」とか「関係の回復の必要性を理解する」等でしょうか。
それぞれ掘り下げて考えると面白いですね。

また著者は
「具体的」「一般的」「可能性」などの言葉は、別に曖昧な表現ではないし、
「〜性」「〜的」という言葉を否定しているわけではないとも言っています。

最近の流行り(?)なのか、いろいろなセミナーや講演会で耳にする
「圧倒的」はどうなのでしょうか?イヒヒ


クリップ「そして」「それから」「いずれにしても」を使わない
本来、文章が論理的であれば、「そして」や「それから」は不要なはず

著者は接続詞をなるべく使わないことを自分に課して
文章力を高めようと思ったそうです。

特に「いずれにしても」は、絶対NGなのだとか…
いずれにしても」はその直前まで書いていたことの論理に関係なく
話を無理にまとめる行為です。
最後に「いずれにしても」と書いたのでは、前に書いていたことは何だったのか、
と言うことになってしまいます。


・・・なるほど。
気をつけます。


また、ビジネス文書の書き方のところでしたが、
「五感」を大事にするということが書かれていました。

いまはインターネットで、それなりの情報を集めようと思えば
かなり詳しいことまでも分かる時代。
でも、実際に体験したり、現地に赴いた人でなければ
知り得ない情報と言うものもある・・・

だから、自分自身が五感を通して得たことを含ませて伝えることが、
生きた情報になるということです。

そう言えば、選択理論の講演会や学校の授業でも同じような体験をします。
テキストに載っているような「正確な情報」だけをお話するよりも、
私自身の日常や、実際に起こった特定の場面のエピソードをお話する方が、
聴衆の皆さんとの距離がグッと近く付くものなんですよねウィンク


最後に「小説を読む」ことが薦められていたことを書き留めておきます。
有名な小説の一説がいくつか紹介されていましたが、
改めて川端康成の『雪国』の序文を読んで
その卓越した表現にしばらくボーッとしてしまいました。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
 夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった」


夜の底が白くなった・・・

なんて素敵な表現なんだろう。
煤の臭いやシンとした夜のキーンとする寒さが伝わってきました。


著者である池上さんは、小説や落語から学ぶことも含めて
「伝える力」を伸ばすために、
人間と語彙の幅を広げることを薦められていました。

私は、2009年の目標の1つとして「きれいな言葉で話そう」と思っています。
言葉の使い方って一朝一夕に出来上がるものではないので、
意識して継続するトレーニングが必要な領域ですよね。

選択理論をさらに分かりやすく伝えるためにも、小説などにもふれて
人間と語彙の幅を広げる一年にしたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
| ビジネス | comments(2) |
『日本でいちばん大切にしたい会社』
選択理論心理学会のお仲間から紹介された本。

ちょうどこの本のお話をうかがったその日に、
この著書の中に紹介されている5社の一つである
〈日本理科学工業〉という会社が「カンブリア宮殿」で特集されました。
(私の居住地域ではテレ東系の局がないので数日後にBSで拝見しましたラッキー

この日本理科学工業株式会社は、
従業員約50名のうち、およそ七割が知的障がい者を雇用し、
人を工程(システム)に合わせるのではなく、
工程(システム)を人に合わせるということが行われている企業。

社長である大山氏のコメントがまた、あたたかい…桜

幸福とは、
1)人に愛されること
2)人にほめられること
3)人の役に立つこと
4)人に必要とされること

そしてこの 2)3)4)は施設では得られない。
働くことでこそ得られるのだと・・・ぴかぴか


本書を読む前にこの番組を見てしまい、
あまりにもこの会社の素晴らしさが印象的だったので
他の会社はどうかしら?・・・などと思いながら手にしたものの、
いえいえ・・・

かわいい目先の利益よりを追わず、敵を作らず、
 「戦わない経営」を実践している【伊那食品工業株式会社】

かわいい島根県は石見銀山の山奥にありながらも
 「休みなんかいらない!」という社員さんが働く【中村ブレイブ株式会社】

かわいい北海道の菓子業界全体の繁栄を念じ本州では店舗展開をせず、
 四十年以上も増収増益を繰り返している【株式会社柳月】

かわいいお客様の使い勝手を考えたら年中無休の営業になったという
 全国からご贈答用果物の注文が絶えない【杉山フルーツ】

感動のエピソードは、じっくり読んでみてください。
「大切にしたいおてんき」と思える会社がこんなにあるなんて…
日本の中小企業も捨てたものではないなと思わされます拍手


選択理論のフィルターを通してみると、どの会社も
「その企業で働いている人が、その企業で働くことで欲求充足している」
ということが分かります。

企業が、そこで働く従業員を大切にするからこそ、
従業員は、自分の会社に誇りを持ち、自分の仕事に楽しみを見出す・・・

こうやって働いている人は、
きっとウツになったり、出社拒否になったりはしないことでしょう。

このような取り組みこそが、企業の中で、
グラッサー先生のいう「メンタルヘルス」を実践していると
言えるのではないかと思います。
| ビジネス | comments(0) |
『もう、不満は言わない』
いや〜、参りました・・・・ときめき

今年読んだ(いや、今まで読んだ、かな?)
選択理論関連以外の本の中で、最も選択理論的な本ではないかと思います。
“選択理論を実践するために…”と、
サブタイトルにつけていただきたいくらい…拍手


簡単に言ってしまえば、この本は、
「不平不満を言わない(幸せな)人」になるための手引書です。

その方法は、
・表紙の写真にある紫のブレスレットをどちらかの腕にはめて、
(べつにこのブレスでなくても、輪ゴムやクリップでもいい…)
・不平不満を口にしたら反対の手にはめかえるリサイクルというルールで、
・はめかえずに21日間過ごしてみましょう。
というもの。

※心の中で思っただけなら、それはノーカウント。
 口に出すことが減ると、心の中で思うことも減るんですって…。
 確かに☆ 行為の方が思考よりも変えやすい・・。
 そのうち思考も変わり、(後輪の)感情も生理反応も変わるんですね。


この【具体的な実践方法】は
・誰でも
・自分自身の選択で
・簡単に始められて
・繰り返し継続できて
・目に見える形で自己評価できる 
というところが素晴らしいおはな

このアイデアを提供したのは、ミズーリ州カンサスシティの牧師先生。
そして、このアイデアに賛同し取り組んだ多くの人たちの経験と
その背景にある気付きや葛藤が具体的に書かれています。



21日間ブレスレットを動かすことがなくなるまで、
何度も何度もやり直せばいいだけ・・・という
この(一見汗)簡単そうな方法を始めると
私たちは、どんなことを経験することになるのでしょうか?

著書にはこう書かれていました。
口から出た言葉は、自分の耳も聞いているのですが
なぜか自分が不平不満を言っていることには気がつきません。
口臭と同じで、人の口から出たものだけがわかるのです。

口臭と同じって・・・たらーっ 
笑ってしまいましたが、本当にそうだな…と考えさせられました。

よって、私たちは、
1)自分が不平を口にしているのに気づかない段階
2)自分が不平を口にしていることに気づく段階
3)意識すれば不平を口にしないですむ段階
4)無意識に不平を口にしない段階
を通って、不平不満から解放されることになる・・・。


時々、選択理論を学んだばかりの方がおっしゃることがあります。
何が選択理論で、何が外的コントロールになるかということを知ったら
「なんだか前よりも不自由になった感じがする」と…。

これは正に、上記の段階1→2の部分。
もっとも忍耐のいるプロセスかもしれません。

そして、面白いルールは、もし紫のブレスレットをしている人が
不平不満を言っているのを聞いたら、それを注意しても良いということ。
でもそのときは、自分のブレスレットを先にはめかえること・・・。

岡目八目とはよくいったもので、外的コントロールについても、
自分をあげる棚はたくさんもっているのに、
他人が使っている場面にはよく気づくようになるものです。

リアリティセラピーのシニアインストラクターで
今年の夏に来日されたLucy先生も、研修の中で
「人は、自分のしていることに自分で気づかない限り、
 新しい行動に変化しようとは思わない」
と言っていました。

とすれば、紫のブレスレットは、
意識して自己評価を行うための、格好の材料と言えるのかもしれません。



人間関係やコミュニケーションを扱う多くの自己啓発書を読みましたが、
選択理論マニアの私としては、これほどどのページを開いても、
選択理論とのギャップを感じないものは珍しいのではないかと思います。

不平不満を言わない=外的コントロールを使わない、ではないけれど、
この取り組みの中には、充分、
外的コントロールから選択理論へ移行するという要素が詰まっています。


グッとくるフレーズはたくさんありましたが、マニアなところで一つだけ。
愚痴をこぼしているとき、自分はガソリンをかけて
火を消そうとしているのだというふうに考えてください。


natsu-sonaからの、超ーハート大小おススメ本ですウィンク
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『スティーブ・ジョブズ 神の交渉力』
タイトルの「交渉力」というキーワードが目を引きますが、
一般向けビジネス書というよりも、スティーブ・ジョブズの半生記です。

彼の交渉力・・・通常のビジネスシーンでそのまま適用したら
ちょっと(というか、かなり☆)まずいと思います...ムニョムニョ

スティーブ・ジョブズという人を形容するのに
「気まぐれ」
「わがまま」
「恐いもの知らず」
…そんなかわいらしい表現ではことたりないようで、本著の帯には、
「情報支配」
「自己中心的」
「裏切り」は当たり前。

と書かれています。

実際に本著を読んでいると、私自身
「こんなに外的コントロールの強い人の作るMacを愛していていいのか…」
と、少々葛藤しました[:がく〜:]

う〜ん・・・・でも、愛着があるのです...。

初めて買ったパワーマッキントッシュから
我が家にやってきたMacは、すでに五台mac

マッキントッシュに罪はないモゴモゴ
だって、製品としては、かなり「上質」なんですから...汗


・・・あら、ちょっと脱線しましたたらーっ

本著の内容に戻ります。


とはいっても、彼の行動やマネジメントの方法を
選択理論のフィルターを通してみる....
…と、あまりにも赤くなること(状況Aってことね)が多いのであせあせ
ここはちょっと視点を変えて、
【スティーブ・ジョブズの基本的欲求のプロフィール】を
勝手にあっかんべー 作ってみました。

それぞれ5段階評価です。

愛・所属:2
力・価値:5
自由  :5
楽しみ :5
生存  :1


まず、愛・所属の欲求については2にしましたが、
これは限りなく1に近い2です。

愛の欲求を考える上で大きな要素となる家族のことは
本著ではほとんどふれられていないので悩むところですが、
経営スタイルには家族的な関わりは皆無ですし、
どんなに長く一緒に働いたスタッフに対しても情をはさむタイプではない。
それどころか、情は完璧に封印して、
冷静な(冷酷な?)な判断に頭を使うという感じです。

ただ、よくロゴ入りのお揃いTシャツで職場の士気をあげている様子や、
大きなことを成すにはチームの協力が必要
という認識は伺えるので「2」に・・・

でもこれも、人を大切にするというよりも、
その人のスキルとアイデアが大事…ということなのかも!?


力・価値の欲求については、言わずもがな…[:ふぅ〜ん:]
「5」の根拠となるジョブズ関白のエピソードには事欠きません。

例えば、すべてをコントロールしたいジョブズは、
アップルの広告のほとんどを直接選定している、とか
一緒にアップルを創業したウォズニアックさえも、
自分の意見と異なる行動をすれば退社に追い込む、とか
他人のアイデアであっても、自分が目を付けた☆ということで
まるで自分のもののように表現してしまう、とか・・・

独裁的と言われてもしかたない。
まぁだからこそ、あれほどのスピーチを原稿なしで
自分の信念と熱意によって語ることができるのだ、とも思いますが…。
でも、彼は外的コントロールは悪いとは思わないんだろーなー…


そして自由と楽しみも「5」です。

フォローするようですが、
Macの魅力は彼のこの部分がいかんなく発揮されているからだと思います。

自由度で言えば、業界ではNGとされていたようなことも
次々とやってのけています。
たとえば、iPodはMacだけではなくウィンドウズ版も作っちゃったし
インターネットで音楽をダウンロードするためのiTunes Storeは、
異なる大手音楽会社の協力を得ることで実現し、
音楽業界の力学さえ変えたと言われています。

また、例えばMacの製品は、それを箱を開封するところから
ユーザーがワクワクするように作られているのだそうです。
ここに、Macが単なる機械ではなく、新しい仲間としてやってきたよ〜♪
とでもいうようなセレモニーちっくな要素が組み込まれています。

(そういえば、PawerMacの箱の中の仕切りに使われていた
 発泡スチロールの板だって
 ホント、芸術品のようにデザインされていたっけ…。)

生存の欲求は「1」をつけました。
これだけのアドベンチャーな人生を(しかも好んで)歩ける人だもの...
安定とか安全とかには、ホントに興味がなさそう・・・たらーっ

たしかに資産はたくさんあるし、どこかと契約する時の金額は
耳を疑うような交渉が行われているようだけれど、
それはやりたいことのため。
自分のお金を貯めるよりも、世界を変えることの方が、
彼にとっては魅力的なんだということが本書からは伝わってきます。


最後に、これは余談ですが、
スティーブ・ジョブズの一生は(まだまだ続いていますが)、
いずれきっと、映画化されることになると思います。

ご本人の目が黒いうちは、
いくらの契約金を提示されるかわかったものではありませんのでびっくり
実現するのはかなり先になるかとは思いますが、
ノンフィクションの世界でありながら、こんなに
「ほんとに?」「なんで!?」「そんな!!
が満載の人生を送っている人って、そうそういないのではないかと・・・。

個人的には、映画化するときは、
家族の存在も一緒に描いてほしいな…と期待しております。
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『超! 自分マネジメント整理術』
実は私、「整理法」とか「タイムマネジメント」とか「手帳の使い方」等の
関連書が結構好きなものでウィンク・・・この本も読んでみたくなりました。

読み始める前は、サブタイトルにある
「行動科学」というキーワードを目にしてもピンとこなかったのですが、
本書の始めに、著者 石田淳さんの唱える「行動科学マネジメント」の土台は
「行動分析学」に基づいていると記されており・・・

「ふむ? これは…?」と私の脳裏に蓄えられていた
心理学に関する歴史が走馬灯のように駆け巡って、(うそあっかんべー
ある一人の名前に行き着きました。

行動分析学の創始者は、ネズミやハトをつかった実験で有名な
徹底的行動主義のバラス・スキナーという人…

行動主義の特徴といえば、
・研究対象は、測定可能なもの(目に見えるもの)。
・結果は、エビデンスベースド(科学的根拠)であること。
・よって、条件をきちんと整えれば、また同じように出来る再現性があること。

そういった流れをくんでいるだけあって
本書にも太字で書かれていました。

「“いつ・誰が・どこで”やっても同じ結果が得られる」

つまり、仕事や環境や情報の整理が出来るか出来ないかは
「やる気」や「根性」や「性格」のせいじゃないんですよ…
・・というのが本著で強く伝えられているメッセージ。

特に役立ったことは・・・

クリップ 整理された状態をビジュアル化する
これは発達障害のお子さんに関わる際に用いる「視覚化」のような感じ。
私たちにとっても、目で見て分かるようにしておくことはとても有効です。

引き出しの中の「文房具の位置を知らせるイラスト」や
ビニールテープを使った「ゴミ箱の位置を知らせる×印」に似たアイデアは
オフィスだけでなく、家庭でも活用すると効果的だろうな〜と思いました。


クリップ パソコン上のファイル名を整理する
PC内のファイル名って、ついついコンパクトにしがちですが、
逆に長くなっても、きちんとファイル名にルールを持たせて
(日付/使用場所/内容…という具合?)
整理する方が効率的だということ・・・。

なるほど…。これは、私もすぐに始めました。
いちいちカチカチっと開いて確認する時間が省けてとても良いです。


また著者は、「行動を分解する」「行動を言語化する」という点を
重要な要素として強調されています。
(行動主義ですから、それはそうです!!

行動分析学には「具体性の原則」というものがあります。
「具体性の原則」は次の四つの条件から成り立ち、
その頭文字をとって「MORSの法則」とも呼ばれます。

・Measured:計測できる(数値化できる)
・Observable:観察できる(どんな行動をしているか誰が見ても分かる)
・Reliable:信頼できる(誰が見ても同じ行動だと定義できる)
・Specific:明確化されている(何をどうするか明確になっている)

この条件を満たしていないものは「行動」ではないのです。

これは、リアリティセラピーのカウンセリング(ロールプレイ)の際に
クライエントさんの行動(していること)を詳しく聞くというプロセスや
効果的な行動計画を立てるときの指針として
この四つのポイントは役立つなーと思いました。

例えば、「私は会社で頑張って仕事をしています」
と言われても、上記の四つを満たしていないので具体的な行動が見えません。
何を何回、どこでどんな風にしているのかを聞くことが必要です。

例えば、「じゃぁ今日から職場の人に親切にします」
と言われても、これも具体的な行動が見えてきません。
いつ、誰に、何を、どんな風に、何回くらいするのか・・
上記の四つのポイントを意識して具体化すると、
まるでビデオにとるように行動が見えてくると考えられます。


さてさて、とはいうものの行動主義の土台は「学習理論」。
いわゆる【アメとムチ】ですね・・・。

この行動科学マネジメントの手法でも、
自分の行動を「強化」して「継続」するために
自分に対して【ごほうびを与える】ということが書かれています。
(ちなみに本書ではムチは適用されていませんでした。それは良かった☆)

リアリティセラピーを学ばれている方の中には、
選択理論の立場からみるとどうなんだ?とお思いの方もいるかもしれませんが、
「自分の行動を自分でコントロールするために自分にアメを使う」
ことは別に問題ないわけです。

注意が必要なのは、これを人間関係に応用した場合です。
人に対する操作主義の考え方は、
「外的コントロール」に含まれるといっていいでしょう。

まだ私は、石田淳さんの他の本を読ませて頂いていなのですが、
マネジメント手法としてのものもたくさん出されているようです。
「相手が望んでいるものは何か?」と考えながら、
人と人とをつなぐことの楽しさ・充実感は、
すなわち私の生きる喜びになっています。

と書かれている著者。

「相手が望んでいるもの」は、
必ずしも「目に見える」とは限らないと思うのですが、
それを加味して、どのような立ち位置で
行動科学マネジメントを展開されているのか、興味のあるところです。
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