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「良書との出会い」をおすそわけ…

内的コントロールのフィルターを通して
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『女の子が幸せになる子育て』
いま、私が最も会いたいと思っている女性がこの著者、
品川女子学院の校長先生をなさっている漆紫穂子さんです。

テレビ東京の「カンブリア宮殿」
著者の教育に対する姿勢や独自のカリキュラムが放送されたときは
私たちが以前アメリカに視察に訪れた
GQS(グラッサークオリティスクール)で垣間見た様子を思い出しました。

本著に書かれていたことは、まるで選択理論をご存じかのような内容で
読んでいて、とても気持ちが良い・・・
(著者はNLPを学ばれているとのこと。手法としては、
 NLPとリアリティセラピーはとても近い部分がありますので
 似ている表現があっても不思議はないですね…)

選択理論でも共有されている部分を、いくつか書き出しておきます。


選択について
「自由や選択には責任が伴う」ということについてふれています。

自分で選ぶと言う体験が子どもの自立を促進させるという考えは、
グラッサー博士がおっしゃっている、
親から子への領土解放とまったく同じだと思いました。


ルールづくりについて
ルールとは、窮屈で縛られるものという否定的な意味のみでなく、
複数の人が集まる場で、互いが信頼し、安心して楽しく過ごす
「自由」を得るための道具だと著者は述べています。

また新入生に対して、入学する前に
「その家のルールを一つ決めて実践し、それによってどんな変化が起こったかを
子どもが家族にインタビューして自分の考えと共に入学後に提出する」
という宿題を出されているそうです。

グラッサー博士は、
「ルールは少ないほどよいし、もしルールを作るなら、
そのルールを守る人が関わって共に作ることが望ましい」と言っています。
親が作った家庭のルールを、問答無用で子どもに守らせる・・というのは、
形を変えた外的コントロールなんですよね…。


反抗期について
著者は長年の教師としての経験から、反抗期は長くて二年だと記しています。
そして反抗期だからといって、急に特別なことをする必要があるわけではなく、
重要なことは、
「本当はどうしたいの?」と子どもの本音に耳を傾ける姿勢
最低限のものに対する軸のぶれない「ダメなものはダメ」という対応
の二点だけだと・・・。

思春期は、身体の発達によるホルモンのバランスの影響で、
子ども達自身もどうしてよいかわからないような
イラつきを感じる時期でもありますが、
それまでの間に信頼出来る親子関係が成り立っていたら、
あまり慌てる必要はないのかもしれません。

現に、小さい頃から選択理論で子育てをされたご家庭では
反抗期なるものがなかった・・・という親御さんもいらっしゃいます。

反抗するもの(外的コントロール)が元々なかったら、
わざわざ反抗期に突入しなくてもいいんですよね


学校選びについて
特に「さすが私学の校長だわ…」と感じられた部分です。

一部引用します。
「どこか、いい学校はない?」
と質問されます。そんなときは決まって、
「その子に合う学校が一番いい学校」と答えます。

私はよく、保護者向けの学校説明会などで、「学校選びをする際は、
できるだけ、次の三つの段階を経ることをお勧めします」
と話しています。
一つ目は「どういう子に育てたいのかという、
子育ての方針や価値観をご家族で共有する」
二つ目は、
「共有した方針や価値観に合う複数の学校を親が探す」
三つ目は、
「そのなかから、最終的に行く学校を子ども自身が決める」
というものです。
学校選びがうまくいかなかった場合の原因はさまざまでしょうが、
私の経験上、この三つの段階のどこかが欠けていると、
そのリスクが高まるように感じています。

特に、
一つめの、家族で価値観を共有することの大切さと
三つめの、「自分で選んだ学校」だと子どもが自身の選択を自覚することの
大切さを強調されています。

子どもが大きくなれば、
二つ目の学校探しに子どもも加わればいいだけであって、
このプロセスの重要性は、対象が小学校であろうとも大学であろうとも、
あまり変わらないような気がしました。

私自身、現在三つの専門学校に関わっていますが、
学校でのカウンセリングのときには
「ここの学校に入ることは自分で選んだことなの?」とよく質問します。
ここで、「高校の先生が…」とか「親が…」というようであれば、出だしから、
外的コントロールの思考(こうなったのは自分が悪いんじゃない、○○のせいだ…)
に囚われている可能性が高いと感じます。

人生の重要な決断であればあるほど、
親が決めるのではなく、子ども自身が決めることが重要なのだと思います。


本著では簡単にふれられる程度でしたが、
品川女子学院では「28プロジェクト」というものを行っており
生徒さん達が28歳になったときに自立した女性になっていられるように
逆算して、いまから学ぶ必要のあることを理解して自分の道を決める
という取り組みをされているそうです。

生徒さんがよく「何のために勉強するのですか?」と聞いてこられるそうですが、
それに応えられるシステムとして、
・学校の勉強と、大学やその先の社会がどうつながっているのかを知ること
・今の自分と未来の自分がどう繋がっているのかを考えること
を基盤とする、大学や企業とのコラボレーション講座を行っているとのことです。

GQSでも、【役に立って意味がある】ということを
きちんと生徒が理解出来るように、それが感じられるように
システムやカリキュラムが作られています。

視察にいったときには、こんな学校をぜひ日本にも・・・と
思っていましたが、こうして日本の教育界でも画期的な取り組みをされている
学校や校長がいらっしゃることを知りました。

ぜひいずれ、選択理論にもふれていただき、
【欲求充足】という視点からもシステムを考えていただけるように期待しています。
(・・・なんてかなり生意気ですね


ページを進めるほどに、
「私もこんな学校で学びたかったな…」と思わされることしきり…。
本当に、実益に適った学びのある学校だと思います。

裏表紙には、
親が読んでほっとする本と書かれています。

親でなくとも、こんな学校で学んだ子ども達が社会に出てくるのかと思うと
胸があたたかくなる感じがします。
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