Calendar
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>
「良書との出会い」をおすそわけ…

内的コントロールのフィルターを通して
ピン!ときたフレーズや
インスパイアされた情報を記しています
Profile
Comment
Mobile
qrcode
Search
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - |
『超! 自分マネジメント整理術』
実は私、「整理法」とか「タイムマネジメント」とか「手帳の使い方」等の
関連書が結構好きなものでウィンク・・・この本も読んでみたくなりました。

読み始める前は、サブタイトルにある
「行動科学」というキーワードを目にしてもピンとこなかったのですが、
本書の始めに、著者 石田淳さんの唱える「行動科学マネジメント」の土台は
「行動分析学」に基づいていると記されており・・・

「ふむ? これは…?」と私の脳裏に蓄えられていた
心理学に関する歴史が走馬灯のように駆け巡って、(うそあっかんべー
ある一人の名前に行き着きました。

行動分析学の創始者は、ネズミやハトをつかった実験で有名な
徹底的行動主義のバラス・スキナーという人…

行動主義の特徴といえば、
・研究対象は、測定可能なもの(目に見えるもの)。
・結果は、エビデンスベースド(科学的根拠)であること。
・よって、条件をきちんと整えれば、また同じように出来る再現性があること。

そういった流れをくんでいるだけあって
本書にも太字で書かれていました。

「“いつ・誰が・どこで”やっても同じ結果が得られる」

つまり、仕事や環境や情報の整理が出来るか出来ないかは
「やる気」や「根性」や「性格」のせいじゃないんですよ…
・・というのが本著で強く伝えられているメッセージ。

特に役立ったことは・・・

クリップ 整理された状態をビジュアル化する
これは発達障害のお子さんに関わる際に用いる「視覚化」のような感じ。
私たちにとっても、目で見て分かるようにしておくことはとても有効です。

引き出しの中の「文房具の位置を知らせるイラスト」や
ビニールテープを使った「ゴミ箱の位置を知らせる×印」に似たアイデアは
オフィスだけでなく、家庭でも活用すると効果的だろうな〜と思いました。


クリップ パソコン上のファイル名を整理する
PC内のファイル名って、ついついコンパクトにしがちですが、
逆に長くなっても、きちんとファイル名にルールを持たせて
(日付/使用場所/内容…という具合?)
整理する方が効率的だということ・・・。

なるほど…。これは、私もすぐに始めました。
いちいちカチカチっと開いて確認する時間が省けてとても良いです。


また著者は、「行動を分解する」「行動を言語化する」という点を
重要な要素として強調されています。
(行動主義ですから、それはそうです!!

行動分析学には「具体性の原則」というものがあります。
「具体性の原則」は次の四つの条件から成り立ち、
その頭文字をとって「MORSの法則」とも呼ばれます。

・Measured:計測できる(数値化できる)
・Observable:観察できる(どんな行動をしているか誰が見ても分かる)
・Reliable:信頼できる(誰が見ても同じ行動だと定義できる)
・Specific:明確化されている(何をどうするか明確になっている)

この条件を満たしていないものは「行動」ではないのです。

これは、リアリティセラピーのカウンセリング(ロールプレイ)の際に
クライエントさんの行動(していること)を詳しく聞くというプロセスや
効果的な行動計画を立てるときの指針として
この四つのポイントは役立つなーと思いました。

例えば、「私は会社で頑張って仕事をしています」
と言われても、上記の四つを満たしていないので具体的な行動が見えません。
何を何回、どこでどんな風にしているのかを聞くことが必要です。

例えば、「じゃぁ今日から職場の人に親切にします」
と言われても、これも具体的な行動が見えてきません。
いつ、誰に、何を、どんな風に、何回くらいするのか・・
上記の四つのポイントを意識して具体化すると、
まるでビデオにとるように行動が見えてくると考えられます。


さてさて、とはいうものの行動主義の土台は「学習理論」。
いわゆる【アメとムチ】ですね・・・。

この行動科学マネジメントの手法でも、
自分の行動を「強化」して「継続」するために
自分に対して【ごほうびを与える】ということが書かれています。
(ちなみに本書ではムチは適用されていませんでした。それは良かった☆)

リアリティセラピーを学ばれている方の中には、
選択理論の立場からみるとどうなんだ?とお思いの方もいるかもしれませんが、
「自分の行動を自分でコントロールするために自分にアメを使う」
ことは別に問題ないわけです。

注意が必要なのは、これを人間関係に応用した場合です。
人に対する操作主義の考え方は、
「外的コントロール」に含まれるといっていいでしょう。

まだ私は、石田淳さんの他の本を読ませて頂いていなのですが、
マネジメント手法としてのものもたくさん出されているようです。
「相手が望んでいるものは何か?」と考えながら、
人と人とをつなぐことの楽しさ・充実感は、
すなわち私の生きる喜びになっています。

と書かれている著者。

「相手が望んでいるもの」は、
必ずしも「目に見える」とは限らないと思うのですが、
それを加味して、どのような立ち位置で
行動科学マネジメントを展開されているのか、興味のあるところです。
| ビジネス | comments(0) |
スポンサーサイト
| - | - |









Material by Night on the Planet
Template by NoIndex