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<< September 2018 >>
「良書との出会い」をおすそわけ…

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『星野リゾートの教科書』
2010年は(なんと、三記事しかあげておらず!)
こちらのブログはかなりさぼっておりました・・・。
(読書数は結構あったのですが…


こちらの『星野リゾートの教科書』も
すでに半年以上も前に読んだものですが、
やはりこれは記録しておきたいと思いまして、ちょっとアップしておきます



NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で
(あれは、確か初回の放送だったと記憶しております…)
すっかり有名になった「星野リゾート」の本です。

タイトルにも「星野リゾートの・・・」とあるし
表紙には、もうおなじみになった星野佳路社長の顔

てっきり、星野社長が書いたものかと思いきや…
著者は、社長ご自身ではなく、

星野リゾートをずーっと取材されてきた中沢康彦氏
(日経トップリーダーの副編集長さんなのだそうです)


サブタイトルにある“サービスと利益 両立の法則”とあるように、
ビジネスにおける経営やマーケティングについて
星野リゾートがどう対応しているのかについて書かれた
一冊丸ごとケーススタディという本です。

第三者としてご覧になったからこそ気づける視点を含めて
星野社長が何を参考に、何を考え、何を選択しているのか・・・

「星野リゾートの脳細胞は、こんな教科書から作られてるんですよ!」

ということをまとめらた一冊。


星野社長が教科書として採用するほとんどは、
アメリカのビジネススクールで教える教授陣が書いたもの。

それは、「ビジネスを科学する」という思想のもと、
理論として体系化されるいるから・・・

「経営の定石」なのだそうです。


そして、中沢氏曰く

「経営に教科書なんて役立たない」と疑問を持つ人もいるだろう。しかし、星野社長は、「教科書に書かれていることは正しい」と断言する。「教科書通り」でうまくいかないとしたら、それは理解が不十分で、取り組みが徹底されていないからに違いないと指摘する。

おお〜


たとえば、マーケティングについて。

星野リゾートが手がけた地ビール「よなよなエール」
の売り上げが落ち込んだときの話。

スタッフはラインアップを増やして新しい需要を掘り起こすことを提案。
しかし、星野社長は売上高がさらに落ち込んでも、
この提案に対して首を縦に振らなかったそうです。

このとき、星野社長の頭にあったのが、ライズらによる経営書『売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則』 である。〈中略〉

企業は売り上げを増やそうとして、製品のラインアップを増やそうとすることが多い。しかし、ライズによると、「短期的に見ると、製品ラインの拡張は常に売り上げを増大させる」が、「長期的な効果は無残」で、結果として売り上げが大きく落ち込む。そして、「マーケティングにおける最も強力なコンセブトは、見込み客の心の中にただ1つの言葉を植えつけることである」と主張する。


「本当に大丈夫なのか?」不安になるスタッフがいたと書かれています。
それでも社長は、上記教科書であるライズの本で
「マーケティングの効果は、長い時間を経てから表れる」という指摘を信じて
この「よなよなエール」の味の分かりやすさを守ったとのこと。
(その結果「よなよなエール」は好業績に至る


リードマネージャーとは「揺るぎない信念」が必要なのだ
ということを星野社長の姿勢から感じます。

そのためなのか、この本を読むと、

星野リゾート(の作ったお店)に行ってみたい!

というよりも、
星野リゾートで(星野社長の下で)働いてみたい!
と思ってしまいます・・・


星野社長は、選択理論をご存知ではないかもしれないけれど
この本からは、選択理論的な思考でシステムのあり方に注目されている
場面がたくさん見られます。

いつか、ご本人のお話を聞いてみたいものです・・・

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『仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本』
 久しぶりの更新です。

「選択理論マニアのためのトリセツ」の方を熱心に更新していると
すっかりこちらがご無沙汰してしまいます・・・


さて、それでも今日記事にしようと思った本は、
実は私が担当している専門学校の学生から借りた一冊・・・

著者は、あの「ぷよぷよ」を生んだクリエイターということで

一見すると、ん?ゲームの本??
と思ってしまいそうな雰囲気ですが、

それがそれが!!! 

とっても役立つことがたくさん書いてありました。

実はこれ、ある学生が私の授業中に、一寸の隙間を惜しんでこっそり読んでいた本で、
ちょっと訊ねたら、他の授業で先生が勧めてくれた参考図書だとのこと。
授業中にまでそんなに夢中になって読むほどの本はどんなもの??と思い、
タイトルをメモしたら、気のいいその学生さんが貸してくれた…というわけです。



では、その中味に触れてみます。

全体は、ロールプレイングゲームの要素をモチーフにして構成されています。

「冒険(ブロジェクト)」
「冒険の地図(プロジェクトマップ)」
「勇者(自分)」
「冒険の仲間(プロジェクトメンバー)」
「王様(上の人)」
「王国(会社)」・・・

こうして見てみると、この本が
組織で働く際の考え方やスキルについてのものだと
分かっていただけると思います。

“プロジェクト攻略本”というだけあって、
その始まりから終わりまで、
ロールプレイングゲームの「冒険」が進んでいく中での
ポイントが記されています。


中でも、私の目に留まったのは
プロジェクトにおけるミーティングの仕方。

ダメなミーティングと良いミーティングの違いは
その座り方ですでに決まっている!ですと・・・

そして、アイデア出しのミーティングには
【秘密アイテム「おみやげ」】

「おみやげ」っていうと、
ミーティングが終わったときに持って帰ってもらうもの…?
と思ってしまったのだけれど、書かれていたことはその逆。

会議に出る人たちが、お土産を持ってくる・・・という発想。

A4かA5位の大きさの紙に
各自10枚から50枚くらい、自分のアイデアの要点を
大きな文字や絵や図で書いて持ち寄って、

誰が何を出したかがわからないように
人とアイデアを切り離して考えられるように
自分の手元にはおかず、みんなの見えるテーブルにどーんと出す・・

他にも
【出たい人だけミーティング】
【ホットミーティング】
【キャラクターシートを書く】
・・・というような感じで

まるで、ゲーム感覚で仕事が進められるような
楽しい解説書になっています。
(きっとゲーム世代にはたまならいでしょう〜



日本選択理論心理学会のクオリティサマースクールでは、
子どもたちが、
【役に立って意味があることを、楽しく学ぶ】
ことを大切にしていますが、まさに、こんな風に考えられたら
「大冒険(ビッグプロジェクト)」も楽しんで取り組めるように思いました。



| ビジネス | comments(0) |
『脱「でぶスモーカー」の仕事術』
最近読んだビジネス書の中では、ダントツのヒット

・・・なのですが「どーしてこのタイトルにしたのよー

だってさ… 「この本お薦めですよ♪」って個人的にご紹介したら
まるでその人を「でぶスモーカー」だと思ってるみたいにとられちゃうかも…
(まーね、これは高い知覚かもね…


ということで、こういうときに読書ブログって便利だなーと
あらためて思っている次第です、ハイ♪


さて、内容です。

第一章の頭から
「何を」すべきかはわかっていて、
「なぜ」そうすべきかも「どう」すべきかもわかっている。しかし、
ほとんどの会社や個人は、結局自分のためになることをしようとしない。
とガツンとやられてしまいます・・・。

サブタイトルの「なぜ“わかっていてもできない”のか」からも察するように、
本書では、人間の動機付けと行動に至るためのプロセスについて
すごく丁寧に、そして興味深く書かれています。

つまり、セルフコントロールにおいても、マネジメントにおいても

小手先のテクニック(スキル)ではなく、
人(部下やチーム)に対する見方や態度について重きを置いている
のです。



まず「お これは」と思ったのは、顧客に対するアプローチについて
「取引」と「関係」のどちらのアプローチをとるかという問題
に触れている箇所。

「取引」は、短期的利益に注目し、相手がいうことをきくことを目指すもの。
「関係」は、長期的利益を視野に、相手を理解することをに力を注ぐもの。

まるで「ボスとリーダーの違い」みたいです♪


さらには、
経営セミナーやワークショップで、ほかの人(パートナー、部下、従業員)の態度を変えるにはどうすればいいか、という質問をよく受ける。
その質問は、ほぼ例外なく「取引」的観点からなされている。
われわれは正しい、変わらなければならないのは彼ら、という立場だ。
うわ〜♪
著者はまるで選択理論と外的コントロールの違いを知っているかのようです


取引が一般的なのは、
関係構築に比べて仕事が楽で、スキルをあまり要しないからだ。
 
以前、私は、外的コントロールは 【はやい、やすい、まずい】
というキャッチフレーズをつけたことがありますが、これもおっしゃる通り☆
(その場の結果が「はやく」出て、使い「やすく」て、関係は「まずく」なるからです…


他者に対する古い見方を放棄し、新しい付き合い方を進んで学ぶ勇気と忍耐力を持たなければならない。
なんて、どのフレーズも選択理論を薦めているように聞こえてくるから不思議です…


特に、第11章「すぐれたコーチは何をしたか?」の
良いマネージャーの関わりが描写されているところなど読むと、個人的には

「リードマネージャーを目指す人が読む本
みたいな
タイトルをつけたいくらいです

人事的な観点から、どのような人を選んで、どんな擦り合わせをすることが
チームや組織を(内的コントロールに適した)良い状態にできるのか
というプロセスもとても興味深い所です。


企業の経営者やマネージャー職の方はもちろんのこと、
「正しいとわかっている戦略がなかなか実行されない!」ことに
業を煮やしている方には必読の一冊です


| ビジネス | comments(6) |
『頑固な羊の動かし方 ー1人でも部下を持ったら読む本』

以前から物語調になっているビジネス書を好んで読むことが多かったのですが、
最近はそういったタイプのものが大変多く出版されるようになった分、
なかなか【ストーリーの展開】と【訴えている内容】の両者について
「これはいい!」と思えるものは少ないなーと感じていました。

これは、夫がたまたま見つけてきた本なので、タイトルを見たときは、
“羊飼いとして、部下である羊を動かそうとするってことは
外的コントロールっぽい本なんじゃないの?”と思ったのですが、
読み始めたら「うん!うん!」と頷く箇所が多くて、
あっという間に読み終えてしまいました


「羊飼いの七つの知恵」としている内容は、
思った以上にリードマネジメント的な要素が多く、説得力がありました。

一人一人に目を向けるということ。
それぞれの個性を知り、それを生かすということ。
そして、自分の大切チームとして、彼らをどう導くかということ。

基本的なことだけれど、本書ではそれらが、
内的コントロールの視点から書かれているように思いました。

特に私がそれを感じたのは、
羊飼いの持つ「杖」と「棍棒」の使い方の違いについて。

杖は、人々をリードする道具の象徴だが、
棍棒は彼らを軌道修正するための道具だ。
〈中略〉
規律(棍棒を使うとき)については、たくさんの誤解がある。
それはだれかをどこかに閉じ込めたり、
これでもかというほど叩くことではない。
また、最後通告をして、できなかったら罰を与えるという事でもないんだ。
〈中略〉
それ(棍棒)は、軌道修正のためのものだ。
相手と個人的に向き合い、『ほら見てごらん、目の前に橋がある。
気をつけてくれ、君に怪我をしてほしくないんだ』と伝えることなんだよ。
厳しい態度を取るのは、彼らに危害を加えるためではない、
危険から守るためなんだ


明確な方向(目標)を示したり、境界線を描いたり、
穴に落ちている羊(迷っている部下)に手を差し伸べる
リーダーシップを発揮するための道具として「杖」が紹介されていると共に、
「棍棒」という、介入のための道具を区別して紹介していることが
とても価値あることだと感じました。


そして、リーダーとして最も重要なこと・・・・

これはいろいろな本で既に言われていることではあるけれど
「平凡なリーダー(雇われリーダー)と偉大なリーダーの違い」のくだりには
胸にグッと来るものを感じ、自己評価のシステムが動き出しました…

マネジメントスキルという点ではもちろんですが、
リーダーシップを考える上でも、とても良い本だと思います。
| ビジネス | comments(0) |
『創造はシステムである ー「失敗学」から「創造学」へ』
 もー・・・またまた久々の更新になってしまいました。

この数ヶ月、読んだ本はかなりの冊数になっていたのですが、
今ひとつ「」とか「」とか、
心が震えるような(=選択理論的な☆)響きが感じられるものがなくて・・・
筆が(指が)進まずにおりました。

…なんて、単にさぼっていた言い訳ですね、失礼


さてさて、そんなモチベーションの上がらなかった私を
久しぶりに「おおー☆」と思わせてくれた本をご紹介します。

創造はシステムである・・・なんて、
まさに選択理論でいうところの「行動のシステム」そのものであります。


著者の中尾先生は、あの「失敗学のすすめ」 で有名な
畑村洋太郎先生のお弟子さん。
頭の中はモロに理系ですが、とってもユーモアを感じる文章が私は好きです。
(でも後半はかなりマニアックな理数展開で、ちょっとついていけませんでした…トホホ)


私が一番参考になったのは、
「思い」→「言葉」→「形」→「モノ」という思考のフレーム。

右に進めば進むほど、事柄が具体的になっていきます。


「思い」は願望。
漠然としている茫洋なもの。
例えば、【家族が快適に暮らせる家を建てたい】という思いです。

「言葉」は目的。
思いよりも「定量的」にあらわされる要求機能。
例えば、【家族が集まれる広くて明るいリビング】や【自分だけの書斎】
【雨でもぬれずに車からの出入りが出来る】といった、具体的なもの。

「形」は手段。
本書では著者はこれを《設計解》と呼んでいますが、
上記の「言葉」をどうやって実現するのか、という方法。
例えば【日当りのためにはリビングは二階に】
【階段の踊り場に小さいながらも書斎スペースをとる】
【駐車場は一階の屋内スペースで勝手口の隣】
そして、【予算はこれくらい】などとなります。

「モノ」はアクションプラン。
手段という設計図が決まれば、あとは具体的に動くのみです。
例えば【材料の仕入れの量】や【必要な発注】などがこれに該当します。


著者の言葉で印象的だったのは、
ソフトウェアの業界では、「思いを言葉に」の段階の作業はリサーチと呼び、
また「言葉を形に」の段階の作業をソリューションと呼ぶ。(中略)
日本ではソリューションは目に見えるので(お金を)払うべきだが、
リサーチは見えないのでタダのオマケだと思う人が多い。
というところ。

本書のタイトルにもある「創造」は、
自分で目的を設定する所から始まると著者はいいます。

そして、その「目的」を決めれば、あとは順々に手段が決まるものだと…。

カウンセリングの仕事でも、まさに「思いを形に」がとても重要な部分です。

選択理論で言えば、

「願望は具体的であればあるほど、達成する可能性が高くなる」

わけで、ついつい具体的な計画やアクションプランに目が行きがちだけれど、
ロールプレイでも臨床の場でも、
「漠然と思っている思い(あいまい願望)」を
「鮮明で具体的に言い表せるイメージ写真(目的)」
にすることに成功しさえすれば、
具体的な設計図は、自ずと出てくるように思います。


中尾先生は「言葉」である要求機能(目的)を、
とにかく列挙しまくることを薦められています

これは自分の創造性を磨くことのみならず、
人間関係で言えば、「知覚された世界」をいかに共有するか・・・という
部分に関連していると思います。

これは、誰かと一緒に仕事をするときに、
なんとなくの雰囲気…で何かを伝えるのではなく、
誰が聞いても分かるような(定量化された)具体的な内容を伝える
ということなのだと思いました。

(私も気をつけようと思った次第です、ハイ


特に日本人は、要求機能を意識しない、以心伝心的な思考
ビジネスの中にもあるようで、マネジメントの場でも、
「全部言わなくてもわかってくれるよね…」「よきに計らってね…」
といった具体的な要求機能を伝えずに、設計解を部下に考えさせることで
起きている問題もあるだろーなーと思いました。


私たちの思考の状態を、とってもシステマチックに解説してくれる一冊。

創造性について、論理的(数学的)に理解されたい方にはお薦めの本です。
| ビジネス | comments(0) |
『人が集まる!行列ができる!講座、イベントの作り方』
こちらの本、これまでnatsu-sonaで扱ってきた本とは
ちょっと質が異なるのですが…

いいんですニコニコ
natsukoの知的備えとしては、とっても役に立った一冊なので
ぜひともご紹介しておきたいと思いますぴかぴか

この本のテーマは、ずばり下向き
「思わず手に取りたくなる講座チラシの作り方」です。

「エセナおおた」という大田区の男女平等推進センターの講座に
当初は一区民として参加していた著者が、
講座やイベントの企画に関わるようになり、
次第に、彼女がタイトルやちらしのコピーなどとひとヒネリすることで
定員割れだった講座が、平均申し込み倍率が三倍以上になった!拍手

・・・という快進撃の種明かし(?)が書かれています。

著者の牟田静香(むたしずか)さん曰く
講座に人を集めるポイントはたった二つです。
一つ目はいろいろな人々が抱えている課題を分類し、
ターゲットを徹底的に絞るということ、
二つめはそのダーゲットの心に響くタイトルをつけるということです。


一つめは、マーケティングということですが、
特に私がこの本でガツンとやられたのは、
私は誰でもが来たい講座などというのは、ありえないと思っています。
《中略》つまり、誰にでも来てほしい土曜の午後の講座には、誰も来ないということになりかねないのです。

という一節!!


例えば、お料理の講座をするときに、
「簡単!美味しく出来るお料理講座」などよりも
「男の料理教室」の方が男性にターゲットを絞っている分集まりやすい。

さらに「シニアのための」とか「子育てパパのための」
などのそこに集う年齢がはっきりしている方が参加しやすく、

もっといえば、「そば打ち」とか「魚のさばき方」など
そこですることも具体的な方がいいのだと・・・・


ごもっともてれちゃう!


これって、まさに選択理論で教えている
「願望(目標)は、具体的で鮮明である方が達成する可能性が高い」
ということと同じだなーと思いました。

私自身のことを考えても
「女性のための…」というよりも「アラフォー女子のための…」
という方が食いつきやすかったりしますものね…たらーっ


いま流行の(?)自主セミナーを開催している人たちや
誰か講師を招いて研修やセミナーを開催しようと思っている人にとっては
必読書なのではないかな…と思います。
| ビジネス | comments(0) |
『伝える力』
新しい年になったにもかかわらず、更新しないまま半月も経ってしまいました。
ひと月ぶりの更新なんて…汗
まだ全然習慣化できていませんねムニョムニョ


さて、2009年の頭にご紹介する著書は「伝える力」です。

年末に読み終えていたものの、
趣味のスキーだ駅伝観戦だと楽し忙しくしておりましたら
なかなか落ち着いてブログを書く時間を優先出来ず・・・。

この本、一昨年の夏頃コンビニの書籍売り場で目にとまったのですが、
なぜかビジネス本をコンビに買うということに躊躇してしまって…。

それから随分と月日は流れましたが、こうして拝読する運びとなりました。


若い世代のビジネスパーソン向けに書かれた本のようですが、
日頃、話す仕事をしている身としては、
ちょっと耳の痛いこともたくさん書かれていますたらーっ

記憶に留めておきたいことを書き出しておきます。

クリップカタカナ用語を氾濫させない

私も自分自身の研修会や講座を振り返ると、
使っているカタカナ語が結構ありました。
「シェア」
「コネクト」
「パフォーマンス」
「フォーマット」
「コンテンツ」
「フォーカス」
「リスクマネジメント」
「リレーション」・・・等々

著者曰く、カタカナ語の使用は「時と場合による」とのこと。

特にその業界なりの専門用語や組織内で日常的に使われているものを
それ以外の人(業界外の人、社外の人)にそのまま多用することは
逆に意志の疎通が図れないこともあり、お勧め出来ないと・・・

気をつけたい領域だな…と思いました。
これは、カタカナ語のみならず、専門分野の専門用語についても同様。
それを使わずとも、適切に説明できるようにしたいものです。


クリップ「〜性」「〜的」はごまかしの表現

「〜性」「〜的」といった表現は、
【具体性を欠き、便利な反面、ごまかしの利く言葉】だということ。

本書に挙げられている言葉としては
「利便性」
「創造性」
「必要性」
「生産性」
「機能的」
「絶対的」
「政治的」

そうですね…。
どれも、「なんとなくわかったような気にさせる言葉」ですよね。

例えば、それは一体何を意味しているのかを掘り下げてみることを
著者は勧めています。
「工場の生産性を上げる」というのは具体的にはどういうことなのか
「機能的な組織」というのはいったい何なのか
「政治的には正しい」のなら、どんな場合は正しくないのか


私が職業的によく用いるものを考えると
「脳の創造性」とか「関係の回復の必要性を理解する」等でしょうか。
それぞれ掘り下げて考えると面白いですね。

また著者は
「具体的」「一般的」「可能性」などの言葉は、別に曖昧な表現ではないし、
「〜性」「〜的」という言葉を否定しているわけではないとも言っています。

最近の流行り(?)なのか、いろいろなセミナーや講演会で耳にする
「圧倒的」はどうなのでしょうか?イヒヒ


クリップ「そして」「それから」「いずれにしても」を使わない
本来、文章が論理的であれば、「そして」や「それから」は不要なはず

著者は接続詞をなるべく使わないことを自分に課して
文章力を高めようと思ったそうです。

特に「いずれにしても」は、絶対NGなのだとか…
いずれにしても」はその直前まで書いていたことの論理に関係なく
話を無理にまとめる行為です。
最後に「いずれにしても」と書いたのでは、前に書いていたことは何だったのか、
と言うことになってしまいます。


・・・なるほど。
気をつけます。


また、ビジネス文書の書き方のところでしたが、
「五感」を大事にするということが書かれていました。

いまはインターネットで、それなりの情報を集めようと思えば
かなり詳しいことまでも分かる時代。
でも、実際に体験したり、現地に赴いた人でなければ
知り得ない情報と言うものもある・・・

だから、自分自身が五感を通して得たことを含ませて伝えることが、
生きた情報になるということです。

そう言えば、選択理論の講演会や学校の授業でも同じような体験をします。
テキストに載っているような「正確な情報」だけをお話するよりも、
私自身の日常や、実際に起こった特定の場面のエピソードをお話する方が、
聴衆の皆さんとの距離がグッと近く付くものなんですよねウィンク


最後に「小説を読む」ことが薦められていたことを書き留めておきます。
有名な小説の一説がいくつか紹介されていましたが、
改めて川端康成の『雪国』の序文を読んで
その卓越した表現にしばらくボーッとしてしまいました。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
 夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった」


夜の底が白くなった・・・

なんて素敵な表現なんだろう。
煤の臭いやシンとした夜のキーンとする寒さが伝わってきました。


著者である池上さんは、小説や落語から学ぶことも含めて
「伝える力」を伸ばすために、
人間と語彙の幅を広げることを薦められていました。

私は、2009年の目標の1つとして「きれいな言葉で話そう」と思っています。
言葉の使い方って一朝一夕に出来上がるものではないので、
意識して継続するトレーニングが必要な領域ですよね。

選択理論をさらに分かりやすく伝えるためにも、小説などにもふれて
人間と語彙の幅を広げる一年にしたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
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『日本でいちばん大切にしたい会社』
選択理論心理学会のお仲間から紹介された本。

ちょうどこの本のお話をうかがったその日に、
この著書の中に紹介されている5社の一つである
〈日本理科学工業〉という会社が「カンブリア宮殿」で特集されました。
(私の居住地域ではテレ東系の局がないので数日後にBSで拝見しましたラッキー

この日本理科学工業株式会社は、
従業員約50名のうち、およそ七割が知的障がい者を雇用し、
人を工程(システム)に合わせるのではなく、
工程(システム)を人に合わせるということが行われている企業。

社長である大山氏のコメントがまた、あたたかい…桜

幸福とは、
1)人に愛されること
2)人にほめられること
3)人の役に立つこと
4)人に必要とされること

そしてこの 2)3)4)は施設では得られない。
働くことでこそ得られるのだと・・・ぴかぴか


本書を読む前にこの番組を見てしまい、
あまりにもこの会社の素晴らしさが印象的だったので
他の会社はどうかしら?・・・などと思いながら手にしたものの、
いえいえ・・・

かわいい目先の利益よりを追わず、敵を作らず、
 「戦わない経営」を実践している【伊那食品工業株式会社】

かわいい島根県は石見銀山の山奥にありながらも
 「休みなんかいらない!」という社員さんが働く【中村ブレイブ株式会社】

かわいい北海道の菓子業界全体の繁栄を念じ本州では店舗展開をせず、
 四十年以上も増収増益を繰り返している【株式会社柳月】

かわいいお客様の使い勝手を考えたら年中無休の営業になったという
 全国からご贈答用果物の注文が絶えない【杉山フルーツ】

感動のエピソードは、じっくり読んでみてください。
「大切にしたいおてんき」と思える会社がこんなにあるなんて…
日本の中小企業も捨てたものではないなと思わされます拍手


選択理論のフィルターを通してみると、どの会社も
「その企業で働いている人が、その企業で働くことで欲求充足している」
ということが分かります。

企業が、そこで働く従業員を大切にするからこそ、
従業員は、自分の会社に誇りを持ち、自分の仕事に楽しみを見出す・・・

こうやって働いている人は、
きっとウツになったり、出社拒否になったりはしないことでしょう。

このような取り組みこそが、企業の中で、
グラッサー先生のいう「メンタルヘルス」を実践していると
言えるのではないかと思います。
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『スティーブ・ジョブズ 神の交渉力』
タイトルの「交渉力」というキーワードが目を引きますが、
一般向けビジネス書というよりも、スティーブ・ジョブズの半生記です。

彼の交渉力・・・通常のビジネスシーンでそのまま適用したら
ちょっと(というか、かなり☆)まずいと思います...ムニョムニョ

スティーブ・ジョブズという人を形容するのに
「気まぐれ」
「わがまま」
「恐いもの知らず」
…そんなかわいらしい表現ではことたりないようで、本著の帯には、
「情報支配」
「自己中心的」
「裏切り」は当たり前。

と書かれています。

実際に本著を読んでいると、私自身
「こんなに外的コントロールの強い人の作るMacを愛していていいのか…」
と、少々葛藤しました[:がく〜:]

う〜ん・・・・でも、愛着があるのです...。

初めて買ったパワーマッキントッシュから
我が家にやってきたMacは、すでに五台mac

マッキントッシュに罪はないモゴモゴ
だって、製品としては、かなり「上質」なんですから...汗


・・・あら、ちょっと脱線しましたたらーっ

本著の内容に戻ります。


とはいっても、彼の行動やマネジメントの方法を
選択理論のフィルターを通してみる....
…と、あまりにも赤くなること(状況Aってことね)が多いのであせあせ
ここはちょっと視点を変えて、
【スティーブ・ジョブズの基本的欲求のプロフィール】を
勝手にあっかんべー 作ってみました。

それぞれ5段階評価です。

愛・所属:2
力・価値:5
自由  :5
楽しみ :5
生存  :1


まず、愛・所属の欲求については2にしましたが、
これは限りなく1に近い2です。

愛の欲求を考える上で大きな要素となる家族のことは
本著ではほとんどふれられていないので悩むところですが、
経営スタイルには家族的な関わりは皆無ですし、
どんなに長く一緒に働いたスタッフに対しても情をはさむタイプではない。
それどころか、情は完璧に封印して、
冷静な(冷酷な?)な判断に頭を使うという感じです。

ただ、よくロゴ入りのお揃いTシャツで職場の士気をあげている様子や、
大きなことを成すにはチームの協力が必要
という認識は伺えるので「2」に・・・

でもこれも、人を大切にするというよりも、
その人のスキルとアイデアが大事…ということなのかも!?


力・価値の欲求については、言わずもがな…[:ふぅ〜ん:]
「5」の根拠となるジョブズ関白のエピソードには事欠きません。

例えば、すべてをコントロールしたいジョブズは、
アップルの広告のほとんどを直接選定している、とか
一緒にアップルを創業したウォズニアックさえも、
自分の意見と異なる行動をすれば退社に追い込む、とか
他人のアイデアであっても、自分が目を付けた☆ということで
まるで自分のもののように表現してしまう、とか・・・

独裁的と言われてもしかたない。
まぁだからこそ、あれほどのスピーチを原稿なしで
自分の信念と熱意によって語ることができるのだ、とも思いますが…。
でも、彼は外的コントロールは悪いとは思わないんだろーなー…


そして自由と楽しみも「5」です。

フォローするようですが、
Macの魅力は彼のこの部分がいかんなく発揮されているからだと思います。

自由度で言えば、業界ではNGとされていたようなことも
次々とやってのけています。
たとえば、iPodはMacだけではなくウィンドウズ版も作っちゃったし
インターネットで音楽をダウンロードするためのiTunes Storeは、
異なる大手音楽会社の協力を得ることで実現し、
音楽業界の力学さえ変えたと言われています。

また、例えばMacの製品は、それを箱を開封するところから
ユーザーがワクワクするように作られているのだそうです。
ここに、Macが単なる機械ではなく、新しい仲間としてやってきたよ〜♪
とでもいうようなセレモニーちっくな要素が組み込まれています。

(そういえば、PawerMacの箱の中の仕切りに使われていた
 発泡スチロールの板だって
 ホント、芸術品のようにデザインされていたっけ…。)

生存の欲求は「1」をつけました。
これだけのアドベンチャーな人生を(しかも好んで)歩ける人だもの...
安定とか安全とかには、ホントに興味がなさそう・・・たらーっ

たしかに資産はたくさんあるし、どこかと契約する時の金額は
耳を疑うような交渉が行われているようだけれど、
それはやりたいことのため。
自分のお金を貯めるよりも、世界を変えることの方が、
彼にとっては魅力的なんだということが本書からは伝わってきます。


最後に、これは余談ですが、
スティーブ・ジョブズの一生は(まだまだ続いていますが)、
いずれきっと、映画化されることになると思います。

ご本人の目が黒いうちは、
いくらの契約金を提示されるかわかったものではありませんのでびっくり
実現するのはかなり先になるかとは思いますが、
ノンフィクションの世界でありながら、こんなに
「ほんとに?」「なんで!?」「そんな!!
が満載の人生を送っている人って、そうそういないのではないかと・・・。

個人的には、映画化するときは、
家族の存在も一緒に描いてほしいな…と期待しております。
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『超! 自分マネジメント整理術』
実は私、「整理法」とか「タイムマネジメント」とか「手帳の使い方」等の
関連書が結構好きなものでウィンク・・・この本も読んでみたくなりました。

読み始める前は、サブタイトルにある
「行動科学」というキーワードを目にしてもピンとこなかったのですが、
本書の始めに、著者 石田淳さんの唱える「行動科学マネジメント」の土台は
「行動分析学」に基づいていると記されており・・・

「ふむ? これは…?」と私の脳裏に蓄えられていた
心理学に関する歴史が走馬灯のように駆け巡って、(うそあっかんべー
ある一人の名前に行き着きました。

行動分析学の創始者は、ネズミやハトをつかった実験で有名な
徹底的行動主義のバラス・スキナーという人…

行動主義の特徴といえば、
・研究対象は、測定可能なもの(目に見えるもの)。
・結果は、エビデンスベースド(科学的根拠)であること。
・よって、条件をきちんと整えれば、また同じように出来る再現性があること。

そういった流れをくんでいるだけあって
本書にも太字で書かれていました。

「“いつ・誰が・どこで”やっても同じ結果が得られる」

つまり、仕事や環境や情報の整理が出来るか出来ないかは
「やる気」や「根性」や「性格」のせいじゃないんですよ…
・・というのが本著で強く伝えられているメッセージ。

特に役立ったことは・・・

クリップ 整理された状態をビジュアル化する
これは発達障害のお子さんに関わる際に用いる「視覚化」のような感じ。
私たちにとっても、目で見て分かるようにしておくことはとても有効です。

引き出しの中の「文房具の位置を知らせるイラスト」や
ビニールテープを使った「ゴミ箱の位置を知らせる×印」に似たアイデアは
オフィスだけでなく、家庭でも活用すると効果的だろうな〜と思いました。


クリップ パソコン上のファイル名を整理する
PC内のファイル名って、ついついコンパクトにしがちですが、
逆に長くなっても、きちんとファイル名にルールを持たせて
(日付/使用場所/内容…という具合?)
整理する方が効率的だということ・・・。

なるほど…。これは、私もすぐに始めました。
いちいちカチカチっと開いて確認する時間が省けてとても良いです。


また著者は、「行動を分解する」「行動を言語化する」という点を
重要な要素として強調されています。
(行動主義ですから、それはそうです!!

行動分析学には「具体性の原則」というものがあります。
「具体性の原則」は次の四つの条件から成り立ち、
その頭文字をとって「MORSの法則」とも呼ばれます。

・Measured:計測できる(数値化できる)
・Observable:観察できる(どんな行動をしているか誰が見ても分かる)
・Reliable:信頼できる(誰が見ても同じ行動だと定義できる)
・Specific:明確化されている(何をどうするか明確になっている)

この条件を満たしていないものは「行動」ではないのです。

これは、リアリティセラピーのカウンセリング(ロールプレイ)の際に
クライエントさんの行動(していること)を詳しく聞くというプロセスや
効果的な行動計画を立てるときの指針として
この四つのポイントは役立つなーと思いました。

例えば、「私は会社で頑張って仕事をしています」
と言われても、上記の四つを満たしていないので具体的な行動が見えません。
何を何回、どこでどんな風にしているのかを聞くことが必要です。

例えば、「じゃぁ今日から職場の人に親切にします」
と言われても、これも具体的な行動が見えてきません。
いつ、誰に、何を、どんな風に、何回くらいするのか・・
上記の四つのポイントを意識して具体化すると、
まるでビデオにとるように行動が見えてくると考えられます。


さてさて、とはいうものの行動主義の土台は「学習理論」。
いわゆる【アメとムチ】ですね・・・。

この行動科学マネジメントの手法でも、
自分の行動を「強化」して「継続」するために
自分に対して【ごほうびを与える】ということが書かれています。
(ちなみに本書ではムチは適用されていませんでした。それは良かった☆)

リアリティセラピーを学ばれている方の中には、
選択理論の立場からみるとどうなんだ?とお思いの方もいるかもしれませんが、
「自分の行動を自分でコントロールするために自分にアメを使う」
ことは別に問題ないわけです。

注意が必要なのは、これを人間関係に応用した場合です。
人に対する操作主義の考え方は、
「外的コントロール」に含まれるといっていいでしょう。

まだ私は、石田淳さんの他の本を読ませて頂いていなのですが、
マネジメント手法としてのものもたくさん出されているようです。
「相手が望んでいるものは何か?」と考えながら、
人と人とをつなぐことの楽しさ・充実感は、
すなわち私の生きる喜びになっています。

と書かれている著者。

「相手が望んでいるもの」は、
必ずしも「目に見える」とは限らないと思うのですが、
それを加味して、どのような立ち位置で
行動科学マネジメントを展開されているのか、興味のあるところです。
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